福岡「太宰府観光モデルコース」散策・食べ歩き・お土産・泊まって楽しむ!

福岡旅行でもマストの観光名所「太宰府天満宮」。ここは、散策に楽しいだけでなく、歴史ある太宰府のエスプリがギュッとつまっているところでもあります。今回は、日帰りと泊まって楽しむ太宰府観光モデルコースをご紹介。太宰府観光初心者にもおすすめです。

日帰りでも泊まっても楽しい「太宰府観光」

太宰府は、実は京都よりも古い都と言われており、7世紀後半から外交・軍事を担う機関が置かれ、唐や新羅などの海外からの使節や来賓をお迎えする迎賓館の役割を果たしていました。

太宰府といえば、学問の神様と言われる菅原道真が祀られ、全国に点在する天満宮の総本社である「太宰府天満宮」への訪問は欠かせません。私も福岡旅行に訪れる友人や外国人旅行者を幾度となく案内してきました。

太宰府観光は、太宰府天満宮の散策だけでなく、その周辺にも見どころが満載です。参道周辺の食べ歩きも豊富で、半日や1日では時間が足りないくらいです。

そこで、今回は、私がおすすめする「太宰府観光モデルコース」をご紹介いたします。

太宰府観光 日帰りor宿泊おすすめコース

●…散策 ●…食べ歩き ●…ランチ ●…お土産 ●…宿泊

福岡旅行では、太宰府を観光して夜には福岡市内で博多名物グルメを楽しむ方も多いと思います。今回のモデルコースも、日帰り・宿泊ともに福岡市内に移動するプランをご提案しています。

■太宰府観光 日帰りモデルコース

太宰府天満宮散策+九州国立博物館+食べ歩き・ランチ+竈門神社

日帰りコースは、午前に太宰府天満宮を散策して、九州国立博物館を見学、腹ごしらえし、竈門神社へ移動するコース。夜は福岡市内に移動して博多名物グルメを楽しんで!※各スポットは、下記から項目ごとにご紹介

■太宰府観光 宿泊モデルコース

太宰府天満宮散策+九州国立博物館+食べ歩き・ランチ+竈門神社+宿泊+(翌日)太宰府政庁跡・坂本八幡宮散策

宿泊コースの初日は日帰りコースと同じで、夜は宿のディナーや太宰府ならではの特別な体験を楽しみます。翌日は宿で朝食を済ませ、周辺の令和の里スポットを満喫するコース。午後からは福岡市内に移動して博多名物グルメを楽しんで!※各スポットは、下記から項目ごとにご紹介

【散策】太宰府天満宮・周辺エリア

1. 太宰府天満宮

【参道】
太宰府駅を出て、すぐ右手側の大きな鳥居をくぐり参道に入っていきます。両サイドには、梅ヶ枝餅をはじめとした食べ歩きグルメやお土産がたくさんあります。

【御神牛】
参道のつきあたりにある御神牛。頭を撫でると知恵を授かるといわれているため、みんな撫でて頭がピカピカ。

【太鼓橋】
本殿に向かって朱色の3つの橋を渡ります、手前から過去・現在(平らな橋)・未来を表しています。諸説あるらしいですが、過去でつまずいてもいいですが、現在と未来は転ばずにそっと歩くように。

【本殿】
2026年ころまでは、124年ぶりの大改修のため、特別な仮殿での参拝となりますが、それもめったにない機会です。

【太宰府天満宮】
■住所: 福岡県太宰府市宰府4-7-1 [MAP]
■アクセスなど詳細はこちら

2. 九州国立博物館

大宰府天満宮の参拝が終わると、九州国立博物館へ移動。ガラス張りの外観、形が特徴的な建物がどーんと目の前に現れます。1階はミュージアムショップや体験型施設。3階は特別展示室、4階は常設展示室となっていますが、この建物と常設展を観るだけでも行く価値はあると思います。豊かな自然に囲まれ、日本におけるアジアの玄関口であった太宰府の歴史がわかりやすく展示されています。

九州国立博物館の詳細記事はこちら

【九州国立博物館】
■住所: 福岡県太宰府市石坂4-7-2 [MAP]
■アクセス: 太宰府駅から徒歩15分
■詳細はこちら

3. 竈門神社

太宰府駅からコミュニティバス(まほろば号100円)で10分ほど、縁結びの神様として知られるパワースポット「竈門神社」があります。人気漫画「鬼滅の刃」の聖地としても有名に!

竈門神社の詳細記事はこちら

【宝満宮 竈門神社(かまどじんじゃ)】
■住所: 福岡県太宰府市内山883 [MAP]
■アクセス: 太宰府駅から車10分
■詳細はこちら

4. 大宰府政庁跡

太宰府駅からコミュニティバス(まほろば号100円)で15分、または「旅人(たびと)」というバス(100円)で5分ほど。その昔、太宰府は西の都として九州を統括していました。現在は、建物はなく史跡の公園になっていますが、その壮大さは歴史を感じさせてくれます。公園の入り口「大宰府展示館」で歴史を学ぶことができます。

大宰府政庁跡の詳細記事はこちら

【大宰府政庁跡(だざいふせいちょうあと)】
■住所: 福岡県太宰府市観世音寺4-6-1 [MAP]
■アクセス: 太宰府駅から車10分
■詳細はこちら

5. 坂本八幡宮

大宰府政庁跡まで来たらぜひ立ち寄りたい場所なのがこちら。元号「令和」の起源となった「梅花の宴」が行われた大伴旅人(おおとものたびと)邸跡の候補地の1つとして注目されている神社。歴史ロマンを感じることができます。

【坂本八幡宮】
■住所: 福岡県太宰府市坂本3-14-23 [MAP]
■アクセス: 太宰府駅から車10分
■詳細はこちら

【食べ歩き】おすすめ3

やはり太宰府天満宮に来たなら、参道グルメ!太宰府名物 梅ヶ枝餅はもちろんのこと、参道には、食べ歩きにもってこいのスイーツが沢山。おすすめをご紹介します。

1. 映える鬼瓦最中「天山(てんざん)」/太宰府天満宮参道

こちらは、太宰府天満宮の参道にある和菓子店「天山(テンザン)」さん。参道の最初の鳥居をくぐってすぐ右、常にお客さんで賑わっている人気店です。

こちらの最中は、大宰府政庁跡から出土した「鬼瓦」をモチーフにした最中。大人気の最中が季節限定のこちら。

大きな苺とモチモチのお餅と程よい甘さのあんこ(粒餡・白餡・八女茶餡)が挟まっています。なんといってもサクサクで香ばしい最中がGOOD!全部がベストマッチです。※季節によって販売が終了している場合があります。

天山のメニュー詳細はこちらから

【天山(てんざん)】
■住所: 福岡県太宰府市宰府2-7-12 [MAP]
■アクセス: 太宰府駅から徒歩2分
■TEL: 092-918-2230
■営業時間: 10:00〜17:00
※最新の営業時間は店舗に要確認
■定休日: 不定休
■詳細はこちら@tenzan_dazaifu

2. 飲むカタラーナ?!「AMARILLO(アマリージョ)」/太宰府天満宮参道そば

こちらは、太宰府天満宮の参道からちょっとだけ入った路地にあるカタラーナ専門店「AMARILLO(アマリージョ)」さん。九州初のカタラーナ専門店として人気を馳せるお店。太宰府食べ歩きの新スイーツが話題です。

苺のシェイクはまるで飲むカタラーナ!パイ生地やいちごがトッピングされていてパフェ感覚で楽しめます。

カタラーナタルトのミニパフェもあって、歩きながらでも食べやすい!太宰府食べ歩きが目的のときは、いいサイズ感でちょこちょこいただけるのがGOOD!

AMARILLOのメニュー詳細はこちらから

【AMARILLO(アマリージョ)】
■住所: 福岡県太宰府市宰府2-6-20 [MAP]
■アクセス: 太宰府駅から徒歩2分
■TEL: 092-284-0940
■営業時間: 11:00〜17:00
※最新の営業時間は店舗に要確認
■定休日: 不定休
■詳細はこちら@amarillo_fuk

3. 福を招く猫スイーツ「香菓(ガクノコノミ)」/太宰府天満宮参道

こちらは、太宰府天満宮の参道沿いにある「香菓(ガクノコノミ)」さん。太宰府天満宮参道にある金糸モンブランのお店。観光に来たらココは外せない、食べ歩きのお供にピッタリなスイーツが話題です。

今回は、期間限定のにゃんだあまおう。丸々とした肉球がとにかく可愛すぎるミルクアイス♪福を招いてくれそうです!溶けにくいので食べ歩きにもぴったりです。

香菓のメニュー詳細はこちらから

【金糸モンブラン 香菓(がくのこのみ)】
■福岡県太宰府市宰府3-2-39 [MAP]
■アクセス: 太宰府駅から徒歩4分
■TEL: 092-923-2881
■営業時間: 9:30〜17:30
※最新の営業時間は店舗に要確認
■定休日:なし
■詳細はこちら@dazaifu.kagunokonomi

▼その他、太宰府食べ歩きグルメ&スイーツはこちらから
https://fukuoka-leapup.jp/gourmet/202401.22764

【ランチ】おすすめ3

太宰府天満宮には、イートインで梅ヶ枝餅と共にランチメニューをいただける茶屋や参道にはランチもできるグルメ店があります。おすすめをご紹介。

1. 福岡名物明太子と和牛のお重「神楽(かぐら)」/太宰府天満宮参道

こちらは、太宰府天満宮の参道にあるめんたい重の専門店「和牛めんたい重 神楽(かぐら)」さん。築100年を超える太宰府の景観重要建造物に指定された建物を改装した情緒ある空間で“映え”な逸品を楽しめる人気店です。

和牛と明太子を贅沢に使っためんたい重は地元民にも観光客にも人気の逸品。ご飯の上に玉子、その上に明太子が丸々一本乗っていてインパクトも大!福岡名物グルメを堪能したい時に。

神楽のメニュー詳細はこちらから

【和牛めんたい重 神楽(かぐら)】
■住所: 福岡県太宰府市宰府2-7-31 [MAP]
■アクセス: 太宰府駅から徒歩5分
■TEL: 092-233-5173
■営業時間: 10:00〜17:00
※最新の営業時間は店舗に要確認
■定休日: なし
■詳細はこちら@kagura.dazaifu

2. ちゃんぽんも隠れ名物「小山田茶屋」/太宰府天満宮本殿裏

太宰府天満宮にきたら、やっぱり梅ヶ枝餅も食べたい!そんな方には、本殿裏の「小山田茶屋」さんへ。こちらは創業350年、江戸時代から伝統の味を守り続け、太宰府天満宮の御神事に梅ケ枝餅を献上する天満宮御用達店です。

お食事は、ちゃんぽんがおすすめ!こんな優しい味のちゃんぽんがあったのか!密かに隠れ名物と思っています。

食事と一緒に、梅ヶ枝餅が付いたお抹茶セットもマストです。こちらのお店のものは、外はカリッと餅はもっちりモチモチ、餡も程よい甘さでお気に入り◎

小山田茶店のメニュー詳細はこちらから

【小山田茶店】
■住所: 福岡県太宰府市宰府4-8-17 [MAP]
■アクセス: 太宰府駅から徒歩5分
■TEL: 092-922-4175
■営業時間: 9:00~16:00
※最新の営業時間は店舗に要確認
■定休日: なし
■詳細はこちら

3. 地元民と観光客で賑わう寿司ランチ「寿し栄」/太宰府天満宮参道そば

こちらは、太宰府駅そばの寿司・割烹「寿し栄(すしえい)」さん。ランチからディナーまで、地元民はもちろん観光客にも長年親しまれている人気店です。

観光地のお寿司屋さんと侮ることなかれ!早朝に鮮魚市場で仕入れる旬の魚介は鮮度もよく種類も豊富!本格的で正統派な内容。ランチタイムは、行列になることもありますので、少し時間をずらした早めの来店が吉。

寿し栄のメニュー詳細はこちらから

【寿し栄(すしえい)】
■住所: 福岡県太宰府市宰府3-3-6 [MAP]
■アクセス: 太宰府駅から徒歩5分
■TEL: 092-922-3089
■営業時間: 11:00〜14:00/17:00〜21:30
※最新の営業時間は店舗に要確認
■定休日: 下記HPにてご確認ください
■詳細はこちら

【お土産】おすすめ3

太宰府天満宮には、太宰府ならではのお土産が沢山あります。太宰府生まれのお土産、おすすめをご紹介。

1. 太宰府が生んだご飯のお供「えとや 梅の実ひじき」/太宰府天満宮参道

太宰府天満宮の参道や太宰府市内に3店舗ある「えとや」さん。ひじきと梅を混ぜ合わせた梅の実ひじきが大人気のお店です。

ひじきの肉厚感が美味しく、カリカリと歯ごたえの良い梅の実を使用していて、ごはんにかけてもおにぎりにしても美味しい。冷蔵庫にいれておくと重宝する商品でもあります。お土産にも大人気です。

梅の実ひじきのメニュー詳細はこちらから

【十二堂えとや 太宰府参道店】
■住所: 福岡県太宰府市宰府3-2-64 [MAP]
■アクセス: 太宰府駅から徒歩2分
■営業時間: 10:00~17:00
※最新の営業時間は店舗に要確認
■定休日: なし
■詳細はこちら

2. 太宰府名物 梅ヶ枝餅「かさの家」/太宰府天満宮参道

こちらは、太宰府天満宮の参道にある「かさの家」さん。太宰府名物 梅ヶ枝餅の人気店。テイクアウトは8:00からで、いつも行列ができているお店です。

太宰府天満宮の参道周辺には30軒以上の梅ヶ枝餅屋さんがあり、色々なお店の梅ヶ枝餅を食べ比べするのも楽しい♪お土産を買う方は、食べ歩き用として+1個購入がおすすめ◎

かさの家のメニュー詳細はこちらから

【かさの家】
■住所: 福岡県太宰府市宰府2-7-24 [MAP]
■アクセス: 太宰府駅から徒歩3分
■TEL: 092-922-1010
■営業時間: 9:00~18:00
※テイクアウト 8:00~16:30
※最新の営業時間は店舗に要確認
■定休日: なし
■詳細はこちら@dazaifu_kasanoya

3. 太宰府生まれのクラフトビール「太宰府ブルワリー」/太宰府駅そば

こちらは、太宰府駅そばの本格的クラフトビール醸造所「太宰府ブルワリー」さん。太宰府初のビールの醸造所で、店内でビールを製造しています。

太宰府の魅力を表現したクラフトビールは3種類。店内で、唐揚げ・串カツ・カキフライなどのフードメニューと一緒に味わうこともできます。

お土産には、「クラフトビール3種セット」があり。新しい太宰府土産を探している方にはおすすめです。

太宰府ブルワリーの詳細はこちらか

【太宰府ブルワリー(DAZAIFU BREWERY)】
■住所: 福岡県太宰府市宰府1-14-29 [MAP]
■TEL: 092-917-7020
■営業時間: 10:00~17:00
※最新の営業時間は店舗に要確認
■定休日: 水曜
■詳細はこちら

【泊まる】おすすめの古民家宿

「ホテルカルティア 太宰府」/太宰府天満宮本殿そば

太宰府天満宮の参道から徒歩数分以内の門前町に点在する分散型ホテル。

明治時代に天満宮に仕えていた吉嗣拝山という水墨画の絵師が建てたアトリエ兼邸宅で、その後料亭となった古香庵や太宰府天満宮へ魚を毎日収めた魚屋、そして料亭だった好古亭、離れの梅花と3棟があります。

1室2名定員の部屋には、時の流れがそのまま凝縮したようなこだわりを感じることができます。宿泊客だけができる特別な体験が、太宰府天満宮の夜間正式参拝。夜の静寂の中で、神聖な時間を過ごすことができそう(1名5,000円)。その他、人力車での散策や、金継ぎ体験が楽しめます。

このホテルの魅力のひとつはレストラン。博多和牛や糸島豚など九州各地からの食材を使ったランチやディナー、アフタヌーンティーを楽しめます(要予約)。宿泊の方は、絶品の和朝食が楽しめます。

「ホテルカルティア 太宰府」詳細はこちらから

【ホテルカルティア 太宰府】
■住所: 福岡県太宰府市宰府3-3-33 [MAP]
■TEL: 0120-210-289
■アクセス: 西鉄太宰府駅より徒歩約5分
■詳細はこちら

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当記事で紹介した太宰府観光モデルコースを参考に大宰府観光をお楽しみください!現地を散策する中で、あなただけの太宰府の魅力を発見してみてくださいね!

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・博多観光 半日 or 1日モデルコース
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