【見るべき場所は3つ】旬の「アスパラガス」スーパーでおいしいものを選ぶときのチェックポイントは?

茹でたり炒めたり焼いたりと、さまざまな料理で楽しむことができる「アスパラガス」。

今回は、おいしいアスパラガスの見分けかたを、野菜ソムリエプロで管理栄養士の小島香住さんに教えてもらいました。

アスパラガスの旬は4月〜6月

春〜初夏にかけて旬をむかえる国産のアスパラガス。

輸入品も多く年間通して買うことができますが、国産品は4月〜6月です。

鮮度が命とも言われるアスパラガスは、採れたての甘さや香りを味わえるのは、この時季だけ。

炒めものや揚げものにも使うことができて、細長い形と鮮やかな緑色でさまざまな料理で楽しむことができる野菜です。鮮度がよいものはやわらかくて甘みが強く、生でも食べることもできるのですよ。

おいしいアスパラガスの見分けかた

穂先がしまっている

まずチェックするのは、穂先の状態。穂先がキュッとしまっているものを選びます。

穂先が開いているものは、収穫から時間が経っていたり、採り遅れて成長しすぎていたりすることが考えられます。

また、やわらかい穂先は傷みやすい部分でもありますので、傷みがないかも確認するようにしましょう。

切り口が新鮮で皮がうすい

次に切り口の部分をチェックします。

切り口がみずみずしく、皮がうすいものがおすすめです。

スーパーで、根本を水に浸けて売られているアスパラガスを見たことはありませんか?これは、アスパラガスが乾燥に弱いためで、乾燥すると甘さも抜けて固くなってしまうため。

また、旬の最初の頃に収穫されるアスパラガスは、皮がうすく食べやすいのが特徴です。旬の終わりになるにつれ、皮が厚く固くなってくるので、皮の薄さも確認してみてください。

ハカマがぴったりついている

ハカマとは、アスパラガスの茎についている三角形のもの。

鮮度がよいものは、このハカマが茎にぴったりとついていますが、収穫から時間が経つと、乾燥し茎から浮いてきます。

乾燥すると硬くなり、口当たりや見た目が悪くなるなど、料理の仕上がりにも影響してしまいます。

下処理で取り除くことができますが、硬いものは手間もかかりますので、ハカマの状態も必ず確認するようにしましょう。

旬のアスパラガスをおいしく味わおう

アスパラガスには、アスパラギン酸というアミノ酸が含まれることが特徴です。疲労回復に効果が期待できる成分として、栄養ドリンクやサプリメントにも配合されることがあります。

また、アスパラガスはβ-カロテンを豊富に含む緑黄色野菜で、抗酸化作用が高いことでも知られています。

春の疲れが出やすい時期にこそ、おすすめの野菜です。旬のおいしさを、存分に味わってくださいね。

■執筆/小島香住さん…野菜や果物の専門的な知識をもち発信する野菜ソムリエプロ。管理栄養士としての意識も活かし、野菜・果物をおいしく食べてキレイに健康に過ごすための情報を発信している。Instagramは「@kasumiii.mm」。

編集/サンキュ!編集部

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