東海4県の社長、平均60歳で過去最高 帝国データ調べ

 帝国データバンク名古屋支店は、2023年の東海4県(愛知、岐阜、三重、静岡)の社長の平均年齢が60.0歳(全国は60.5歳)だったと発表した。前年を0.2歳上回り、過去最高を更新。団塊世代が75歳以上となり事業承継が一層難しくなる「2025年問題」が近づく中、社長の高齢化が改めて浮き彫りになった。

 社長交代率は3.65%と前年から微減し、14年連続で3%台が続いた。社長交代時の年齢は平均68.8歳で、前年比0.4歳低くなったが、70歳近くになって後継者にバトンタッチしているのが現状だ。なお新社長の平均年齢は51.4歳で、前年比17.4歳若返った。

 業種別では「不動産」の社長平均年齢が63.0歳と最も高かった。「製造」「卸売」は60.6歳、「小売」は60.1歳。若手起業家の多い「IT」「サービス」は58.9歳と最も低かった。

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