ジャガーズが2シーズンを経てWRジョーンズを放出

ジャクソンビル・ジャガーズのゼイ・ジョーンズ【AP Photo/Gary McCullough, File】

ワイドレシーバー(WR)ゼイ・ジョーンズがジャクソンビル・ジャガーズであぶれてしまった。

現地4月30日(火)、ジャガーズがジョーンズとキッカー(K)ジョーイ・スライを放出したと発表。

先週に行われたドラフトでジャガーズが代わりの選手を見つけたことを受けて、2人は放出されている。

オフシーズンに入ってから、ジョーンズがジャガーズを退団する可能性があるとのうわさは流れていたが、カルビン・リドリーがテネシー・タイタンズに移籍してからそうした話はなくなりつつあった。しかし、ジャガーズがドラフト1巡目指名権を用いてブライアン・トーマスJr.を獲得したことで、ジョーンズはまたしても話題の対象となっていた。

ジャガーズは今オフシーズンにフリーエージェント(FA)のゲイブ・デービスと契約したり、ドラフト全体23位でトーマスJr.を獲得したりと、クリスチャン・カークが率いるWR陣に変化をもたらしてきた。ジャガーズには2023年ドラフト6巡目で指名したパーカー・ワシントンや、リターナーのデビン・ダバーネイもいる。さらに、ベテランのFAジャービス・ランドリーがジャガーズの新人キャンプに参加する見込みだ。2017年ドラフト2巡目でバッファロー・ビルズから指名されたジョーンズは、この2シーズンをジャクソンビルで過ごしていた。2022年にはキャッチ82回でキャリハイとなる823ヤード、タッチダウン5回を記録。ケガで8試合を逃した2023年には、キャッチ34回、321ヤード、タッチダウン2回という成績を残している。

主にバウンダリーの役割を担うものの、必要に応じてスロットでのスナップにも対応できる柔軟性を持つジョーンズ。夏には、低コストでベテランの補強を求めているチームにたどり着けるはずだ。

ジャガーズは2022年にジョーンズと1,400万ドル(約22億0,821万円)を保証する3年2,400万ドル(約37億8,551万円)の契約を締結。2年でジョーンズを放出することで、ジャガーズはキャップ上で418万ドル(約6億5,931万円)を節約する一方で、デッドマネーは657万ドル(約10億3,628万円)となる。

スライは今オフシーズンに契約したばかりだが、ジャガーズがドラフト6巡目でアーカンソー大学のKキャム・リトルを指名したことで不要な存在となってしまった。

【RA】

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