舞台に青春を捧げた女子高生、“ゴリラになりたい”少女…未来ある子どもたちを紹介するテレQ特番

未来ある子どもたちを取り上げるテレQ(TVQ九州放送)制作の「未来の主役 地球の子どもたち」(金曜午後7:55)は、2001年から続く長寿番組。03年から5月にスペシャル版を編成しており、今年も5月6日には、テレ東系列全国6局ネットで「未来の主役 地球の子どもたち2024スペシャル」(午前10:00。テレ東のみ午前10:05)を放送する。テーマは「スタート これからを変えるために」。自分の人生を切り開くため、覚悟を決めて走り出した子どもたちに光を当てる。

沖縄県うるま市の女子高生が熱中するのは、沖縄版ミュージカル「肝高の阿麻和利(きむたかのあまわり)」。戦乱時代の王・阿麻和利の人生を描いた作品だ。この舞台に出演できるのは中・高校生だけ。高校卒業を目前に控えた18歳の彼女は、ある特別な思いを胸に、最後の公演へ向け仲間との練習に打ち込んでいた。青春を懸けて作り上げる卒業公演の行方と、新たなスタートを見詰める。

「ゴリラになりたい」という10歳の少女も登場。彼女の特技は、フランス発祥のライフスタイルスポーツ・パルクール。走る・飛ぶ・登るといったアクロバティックな動作を、自由な発想で表現する。昨年の全国大会では見事1位に輝いた。そんな彼女にとってゴリラは憧れであり、強さの象徴。大きな大会を前に、生まれて初めてゴリラに会いに行く彼女は、何をスタートさせるのか?

難病と向き合う17歳の女子高生の“スタート”も紹介。幼い頃から病で歩くことができない彼女は、中学生の時にはある壁に直面し、悩んだ時期があった。だが、ある出来事をきっかけに社会へメッセージを発信していこうと、前向きになれたという。社会に気付きを与えたいと彼女が企画したイベントを取り上げる。

テレQ営業局業務推進部課長・國松正浩プロデューサーは「今年のテーマは『スタート』です。青春時代を舞台に捧げてきた少女の別れと新たなスタートを描き、ゴリラに憧れるパルクール少女は、超難易度の新技に挑戦します。車いすで生活する少女が企画したイベントに込めた願いも取り上げます。大人になるにつれて変化することにためらいを感じ、スタートラインに立つことさえ避けるようになっていませんか? 番組では、現状を変えようと決意を固めてスタートを切った子どもたちの力強い一歩に密着しています」とコメントを寄せた。

このほか、過去に取り上げた子どもたちのその後を追う「あの子どもたちは今…」のコーナーも。長年続く番組だけに、子どもたちが成長した姿が興味深い。番組DVDが抽選で500人に当たるプレゼント企画も予定されている。

© 株式会社東京ニュース通信社