沖縄のご当地ヒーロー お魚戦隊のダンスに歓声 南部医療センターの入所者「また来て」

お魚戦隊の歌や踊りに見入る入所者ら=27日、那覇市寄宮・沖縄南部療育医療センター

 【那覇】重度の心身障がいや肢体不自由者らが入所する那覇市の沖縄南部療育医療センターで27日、「ゴールデンウイークフェスタ」が開かれた。

 魚をモチーフにしたご当地ヒーロー「お魚戦隊デーラカージャー」が病棟を回りダンスなどを披露。入所者らはリズムに合わせて体を揺らすなど、施設外の人たちとの交流を楽しんだ。

 お魚戦隊は、沖縄の魚の普及を目指し活動している。「赤まちレッド」などが音楽に合わせて踊ると、入所者らは拍手をしたり、笑い声を上げたりして楽しんだ。入所者らは、この日に合わせ、手作りしたこいのぼりで施設内を飾った。

 お魚戦隊と同じ糸満市出身の玉城純也さん(51)は、「同じ糸満でうれしかった。あんなに上手な踊りは初めて。また来てほしい」と喜んだ。

 

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