気温が高くなり、水分補給のためにコンビニエンスストアやカフェなどで飲み物をテイクアウトする機会も増えるでしょう。自分の分だけではなく、2つのドリンクを持ち歩く際、両手がふさがってしまい不便に感じることもありますよね。そこで、X(ツイッター)上で話題になった警視庁警備部災害対策課(@MPD_bousai)発の「2つのドリンクを片手で持つ方法」を試してみました。覚えておけば、災害時にも役立ちそうです。
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用意するものはレジ袋 透明カップ2つで検証
冷たいドリンクをテイクアウトするときなどに使われる透明カップ2つに、8分目ほどお茶を入れて用意。カップは、高さ約13センチ、直径は底から上部までが約5.5~9センチで、やや大きめのサイズです。飲み物があふれないかも確認するため、カップのフタはかぶさずに検証します。
今回の裏ワザに必要なアイテムはたった1つ。持ち手がついたレジ袋です。
今回は、中くらいのサイズのレジ袋を使いました。レジ袋にそのままドリンク入りのカップ2つをいれたら、不安定でこぼれてしまいます。
そこで「ひねり」を加えるのが、今回の裏ワザです。持ち手が両端にくるようにレジ袋を広げたら、中央部分を底から入口部分まで一気につまんで8の字を作るようにひねるだけ。これでレジ袋に2つのスペースができます。
ひねったら、形を整えてカップが入るようにします。レジ袋の底の向きが逆にならないように注意しましょう。
片方のスペースに、1つ目のカップを入れます。
2つ目のカップを、反対側のスペース入れたら完了です。ここまでかかった時間は、およそ30秒。簡単です。あとは袋を持ち上げて運ぶだけですが、カップの安定性はどうでしょうか?
カップを入れた袋を運んでみた
見ただけでは中で動いてしまうなどの懸念を感じましたが、実際に持ち上げてみたところ、レジ袋内のカップの安定性は抜群! 中のお茶をこぼさずに運べました。運べました。
検証のためカップにフタをしなかったことから、持ち運ぶ際は歩いて確認しました。ただ、この安定性であれば、フタをした状態なら小走りなど多少の動きがあっても、こぼれてしまう心配はなさそう。両手がふさがらないので、もう一方の手でほかの荷物も運べるなどできるので便利です。
ドリンクカップ以外もやってみた
この裏ワザで、ドリンクカップサイズ以外のものも運べるのか、カップ麺で試してみました。カップのサイズは、高さ約11センチ、直径は底から上部までが約6.5~9.5センチです。最初に試したドリンクカップのサイズより、容器の高さは低めで、底部分の直径は広めになっています。
ドリンクを運ぶときと同じように、レジ袋をひねって2つのスペースを作り、湯を注いだことを想定したカップラーメン(※中身はドリンクで代用)を入れてみました。
持ち上げて運んでみると、片方が傾いてしまいました。安定性はいまいちでしたが、中身をこぼさずに歩いて運べました。
激しい動きをすることなく、歩いて運ぶのであれば、いろんな形で使えそうな裏ワザです。カップのインスタントみそ汁など、小サイズのカップであれば、小さめのレジ袋を用いると良いかもしれません。
災害時の避難所で飲み物を運ぶ際にも
裏ワザを試してみて、レジ袋1つあれば片手で一気に2つのドリンクが運べるのはとても便利だと感じました。両手がふさがらずに済むのは大きなメリットです。
外出先だけではなく、災害時の避難所でもしもこのようなシーンがあれば、スムーズに運べるので知っておくと役立ちそうです。普段からレジ袋を1つ持ち歩いておくと、汎用性があり活躍するでしょう。