ファミマのフラッペ10周年 ゴディバとコラボ「最高のご褒美」

ファミリーマートは発売10周年を迎えたフラッペシリーズから、ゴディバ ジャパンとコラボし「最高のご褒美」と銘打った2品を4月30日に全国で数量限定発売した。フラッペ史上過去最高の濃厚感が楽しめるチョコフレーバーに加え、コラボ4年目の今年は「至福」をテーマにしたホワイトチョコフレーバーも投入。本格的な夏に向けたクールダウンやご褒美需要に応える。

4月24日の発表会で商品本部FF・スイーツ部の高倉一真副部長は「2品とも最高のご褒美商品に仕立てた。リラックス時や自分へのご褒美、感謝のプレゼントとしても購入してほしい」と期待する。今後は「物価高で引き続きメリハリ消費がある一方、ご褒美消費も継続する」との見立てのもと、フラッペを通して日常の贅沢や夏場のクールダウンを提供する。

「ゴディバ監修 チョコレートフラッペ」(税込460円)は、カカオマスの使用量を上げるなどし、過去最高の濃厚さを実現。融点が異なる2種類のチョコチップや味わいが異なるベルギー産チョコレートを併用し一口ごとに食感や風味の変化が楽しめるようにした。「同ホワイトチョコレートストロベリーフラッペ」(同)はミルキーなホワイトチョコレートの甘さと、苺果肉の甘酸っぱさのバランスを追求した。

「ゴディバ監修 ホワイトチョコレートストロベリーフラッペ」

高倉副部長によれば、フラッペシリーズは21年から右肩上がりで伸長。定番商品をはじめ企業とのコラボ商品など約80種類を発売し、累計販売数は2.7億杯(24年2月末時点)を記録し、同社を代表する商品の一つに成長した。

同じレジ横ドリンクのコーヒーやカフェラテとは異なる購買動向も見られる。コーヒーは主に30~50代男性が購入するのに対し、フラッペの購入層は30~50代女性や若年層が中心。時間帯はコーヒーが朝7~9時頃がピークなのに対し、フラッペは昼~夕方、21時以降の販売構成比が高く、週末に伸長する点も特徴という。

フラッペの売上は7~8月がピークで冬場の需要には課題を感じていることから、24年度は冬場も楽しめる商品開発にも着手する。

5月7~20日にかけて、対象品購入でフラッペ全品が100円引きになる「ファミペイ」クーポンがもらえるCPを実施する。

© 株式会社食品新聞社