左手を痛めているRソックス・吉田正尚 あすMRI検査を受ける予定

吉田正尚(レッドソックス)は日本時間4月29日に行われたカブス戦でスイングの際に左手を痛め、代打を送られて途中交代した。米公式サイト「MLB.com」でレッドソックスを担当するイアン・ブラウン記者によると、吉田は日本時間5月1日に専門医の診察を受けたようだ。また、日本時間5月2日にはMRI検査を受ける予定になっているという。ブラウン記者は「レッドソックスはMRI検査の結果が出るまで、吉田のけがの程度を知ることができない。現時点ではその日ごとに様子を見ている状態である」と伝えている。

現在30歳の吉田は今季がメジャー2年目のシーズン。レギュラーの指名打者として開幕を迎え、ここまで24試合に出場して打率.275、2本塁打、11打点、出塁率.348、OPS.736をマークしているが、日本時間4月29日のカブス戦では相手投手が右腕であるにもかかわらず、代打を送られて途中交代した。不可解な交代だったため、アレックス・コーラ監督との不和も取り沙汰されたが、スイングの際に左手を痛めていたことが判明。レッドソックスはけがの程度を把握しようとしているところであり、まだ故障者リスト入りなどの措置は取られていない。

吉田はメジャー1年目の昨季、左翼手として84試合、指名打者として49試合にスタメン出場したが、今季は指名打者としての出場がメインとなり、左翼の守備に就いたのは1イニングだけ。ほかの選手が故障などの事情で指名打者の枠を必要とするときにはスタメンを外されるケースも目立っており、日本時間4月21日のパイレーツ戦で日米通算150号アーチを含む2安打を放ったあと、7試合でスタメン起用されたのはわずか2試合にとどまっている。

なお、レッドソックスは故障離脱したトリストン・カサスに代わる一塁手として金銭トレードでカブスからギャレット・クーパーを獲得したが、クーパーは移籍後初出場となった日本時間5月1日のジャイアンツ戦で右手首に死球を受けて途中交代。カサスの離脱中はクーパーを正一塁手として起用するプランだったため、クーパーの状態次第では構想に狂いが生じる可能性もある。吉田の左手とともに、クーパーの右手首の状態も気になるところだ。

The post 左手を痛めているRソックス・吉田正尚 あすMRI検査を受ける予定 first appeared on MLB.JP | MLB日本語公式サイト.

© MLB Advanced Media, LP.