スピッツ草野マサムネ「身に余るすごい褒め言葉」デビュー当時比較されたバンドに敬意「今になっては思います」

4月28日、ロックバンド・スピッツの草野マサムネさんがパーソナリティを務めるラジオ「SPITZ 草野マサムネのロック大陸漫遊記」(TOKYO FM)が放送。

草野さんが、70年代に活躍したあるロックバンドとスピッツの共通点について語り、注目を集めています。

■スピッツ・草野マサムネ、『ロビンソン』ヒット時の反響に当初微妙な反応「え、ガロっすか?」

今週は、先週に引き続き「70年代ロック・リクエストで漫遊記」をお届け。リスナーからリクエストされた70年代ロックを草野さんが厳選していきます。

あるリスナーからは、70年代に活躍した日本のロックバンド・ガロの曲をかけてほしいとのリクエストが。

草野さんは、ガロについて「『学生街の喫茶店』のイメージが強すぎて、ロックバンドって俺も思ってなかったんですよ昔は」と語ります。

ガロは、1972年にリリースした『学生街の喫茶店』が大ヒット。この曲は、ロックというよりはフォークソング風の歌謡曲のイメージが大きいため、草野さんはガロにロックのイメージを持たなかったと言います。

■ガロは「アルバム単位で聴くと、めちゃめちゃロック」なことに気付く

一方、スピッツが1995年にリリースした『ロビンソン』がヒットすると、「スピッツは平成のガロだ」と言われたこともあったのだとか。

当時の草野さんはガロにロックのイメージがなかったため「え、ガロっすか?」と「ちゃんと知りもせずに微妙な反応をしていた」ことを明かします。

しかし「アルバム単位で聴くと、めちゃめちゃロックなんですよね」と、その後アルバムを聴いてガロのロック性に気付いたそう。

「なので、“平成のガロ”って言ってもらえたのは、身に余るすごい褒め言葉だったんだなと、今になっては思います」と、心境の変化を明かしました。

■草野マサムネ、スピッツとガロの共通点見出す「ちょっとおこがましいですけど」

『学生街の喫茶店』で有名なガロもロックバンドだったということについて、草野さんは「多分、スピッツで言うと『チェリー』のイメージしかない人が、アルバムを聴いてくれて『意外とロックなんですね』みたいなこと言ってくれる感じに近いのかな」と分析。

スピッツが1996年にリリースした『チェリー』は、サビのキャッチ―なフレーズが印象的な、どちらかと言えばゆったりしたイメージの曲なので、『チェリー』のイメージが強い人がスピッツのアルバムを聴くと、そのロック性に驚くかもしれません。

草野さんは「だとすると、そういう部分も、ガロとスピッツ、共通点て言えるかもね。ちょっとおこがましいですけど」と語りました。

今週の放送に対し、ネット上では「ガロさんは初耳かもしれない…スピッツは平成のガロみたいだねって言われてたんだね そういえば初期のスピッツぽい?」「私もガロは学生街の喫茶店しか知らなかった」「ガロは昭和のスピッツってことで」との声が上がっています。

スピッツと意外な共通点が見つかったガロ。草野さんが言及したことで、ガロのアルバムも聴いてみたくなったリスナーも多いのではないでしょうか。

【番組情報】
SPITZ 草野マサムネのロック大陸漫遊記
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(文:二木もなか/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)

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