Instagram、リポストを繰り返すユーザーを「おすすめ」から排除へ

Instagramは、コンテンツを「おすすめ」するアルゴリズムを変更し、独自のコンテンツを投稿するクリエイターを優先することを明らかにした。

Instagramの発表によると、現在、他人のコンテンツをリポスト(再投稿)するだけで、新鮮な切り口やコメントを提供するわけではないアグリゲーターも、フォロワー以外のオーディエンスにリーチできる。Instagramによると、今後これらのアカウントはリーチが大幅に減少する見込みだ。

まず、Instagramはリポストされたコンテンツがおすすめとして表示された場合、オリジナルの投稿を見つけ、それに置き換える。アグリゲーターの投稿には、オリジナルの投稿へのリンクを追加する。

同社は、オリジナルの投稿者を常に見つけられるわけではないと認めている。例えば、他のプラットフォームで最初に投稿された場合などだ。それでも時間をかけて改善し、オリジナルのクリエイターが恩恵を受けられるようにするという。

次に、オリジナルでないコンテンツを繰り返し投稿しているアグリゲーターをおすすめから削除する。こうしたアグリゲーターは自身のフォロワーには引き続きリーチできるが、それ以外のリーチはなくなる可能性がある。Instagramの責任者であるAdam Mosseri氏は発表の中で、「コンテンツを独自のものにする方法を探すことを推奨する。そうすれば、自分をフォローしていない人にもレコメンドされ続けることができる」と語った。

The Vergeは具体的な数字を挙げ、30日間に10回以上、自分が作成したものではないコンテンツをそのまま共有したアカウントはレコメンドされなくなると報じた。クリエイターらは、Instagramがこのポリシーをどのように適用するのかを懸念している。自分のアカウントがアグリゲーターと誤認された場合、どのような対処法があるのだろうか、というものだ。

これらの変更は今後数カ月かけて適用される予定だ。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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