全国切符懸け 盤上で頭脳戦 佐賀新聞社で小中高生囲碁大会、35人出場

全国大会の切符を懸け、真剣な表情で碁を打つ出場者=佐賀市の佐賀新聞社

 小中高生の佐賀県代表を決める囲碁大会が29日、佐賀市の佐賀新聞社で開かれた。7市町から35人が出場して碁盤の上で頭脳戦を繰り広げ、各部門で2位までに入った7個人、1団体が7、8月に東京都で開催される全国大会出場を決めた。

 出場したのは小学生19人、中学生8人、高校生8人。30~40分間の対局で、真剣な表情で碁を打った。文部科学大臣杯「第45回少年少女囲碁大会県大会」「第48回全国高等学校囲碁選手権大会県大会」として日本棋院県支部連合会、佐賀新聞社が主催した。

 高校男子の部では樋口駿さん(鹿島1年)が優勝。中学時代は全国ベスト4の経験があり、3月の「県アマチュア囲碁最強者戦」で最強者になった。全国大会に向け「高校の部は初めてで、年上の人ばかりだから楽しみ」と胸を高鳴らせ、「まずは初戦に勝ち、優勝を目指したい」と意気込んだ。

 小学の部で優勝した福地旬太君(兵庫4年)は「ちょっと早打ちがあったけど勝ててうれしい」。昨年に続く全国大会出場で、「今年は2勝したい」と決意を語った。中学の部は姉川響さん(鳥栖西3年)が1位をつかんだ。「普段通り緊張せずに臨めた」と振り返り、全国ではトーナメント戦出場を目指す。(横田千晶)

 全国大会に出場する他の代表は次の通り(敬称略、かっこ内は学校、学年)。

 【小学】(2)川﨑煌竜(五町田6)【中学】(2)上村心人(鳥栖3)【高校男子】(2)神田陽向(武雄3)【高校女子】(1)山口悠希(佐賀西2)【高校団体】(1)鹿島(樋口駿、樋口颯人、森岡大和)

高校男子の部優勝 樋口駿さん
中学の部優勝 姉川響さん
高校女子の部優勝 山口悠希さん
小学の部優勝 福地旬太君

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