レアル・マドリードに所属するドイツ代表MFトニ・クロースが、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のバイエルン戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えている。
CL準決勝ファーストレグが現地時間4月30日にアリアンツ・アレーナで行われ、レアル・マドリードはバイエルンと2-2というスコアで引き分けた。この試合の先制点は、クロースが出した鮮やかなスルーパスから生まれた。バイエルンのDFラインをすり抜けるように通ったスルーパスをブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールが流し込み1-0とした。クロースは先制点の場面をこう振り返った。
「ヴィニシウスの動き出しがあのスルーパスにつながった。彼のような選手はパスコースを作り出してくれる。彼はただ速いだけでなく、いつ、どのように動くべきか理解している賢い選手だ」
また、クロースは本拠地サンティアゴ・ベルナベウで行われるセカンドレグに向けて熱意を語った。
「いい場面もあれば苦しい場面もあった。相手が主導権を握っていた最初の15分間に失点していれば、よくあることだと思えただろう。しかし、僕たちが試合をコントロールできているときに得点を許してしまった。この試合でも僕たちの強さを披露できた。次はセカンドレグだ」
「ベルナベウでのセカンドレグは特別な試合になるだろう。おそらく、このシーズンでもっとも重要な試合だ。僕たちは耐え抜いたが、ゲームプランとしては相手にああいうチャンスを与えてシュートを許してはいけない。セカンドレグまでに改善すべき点はある」