サタケ 豪州でサイロ事業を拡大

サタケ(広島県東広島市)はこのほど、オーストラリアの穀物機器メーカー、DE Engineers社のサイロ部門を買収した。

サタケは1991年からオーストラリアで米や豆類の加工機器などの販売を始め、2015年には大型穀物サイロを製造するデニーズ社を買収、サイロ事業に参入した。

今回のDE社は、小型の穀物サイロに強みを持つ企業。サタケはサイロ事業のほか、生産工場やサイロ壁板ロール機などの設備を譲り受ける。

同社では、「組織の効率化を図り、大型・小型サイロを豪州の東西両地域に生産・供給できる体制を整える」としている。

また、サタケの松本和久社長は「豪州においても穀物の貯蔵から加工までをワンストップで提供する、リーディングサプライヤーを目指す」と話す。買収額は非公表。

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