欧州で熱視線浴びる鈴木唯人、リバプール界隈での関心も高まり…専門メディア「遠藤航に頼ろう」

今季躍動して夏のステップアップも噂される鈴木唯人[写真:Getty Images]

にわかに注目を集めているブレンビーのU-23日本代表MF鈴木唯人だが、リバプール界隈も盛り上がりを見せている。

鈴木は、清水エスパルスでプロキャリアをスタート。2022-23シーズンはストラスブールに半年間レンタル移籍した中、今シーズンはから完全移籍でブレンビーに加入した。

すると、デンマークで躍動。スーペルリーガのレギュラーシーズンでは16試合で5ゴール2アシストを記録したが、優勝を争うチャンピオンシップラウンドに入るとさらに凄みが増し、5試合で3ゴール4アシストとチームのタイトル争いで大きな貢献を見せている。

特に、優勝を争っているミッティラン戦(4/21)では2ゴールで勝利に貢献。28日のノアシェラン戦でもゴールを決め、チャンピオンシップラウンドでは5試合連続でゴールとアシストで得点に絡んでいる。

その鈴木に対しては、12クラブが視察に訪れていたとフットボールディレクターを務めるカルステン・ヴァン・イェンセン氏がコメント。デンマーク『bold』がリバプールの他にも、マンチェスター・シティやトッテナム、シュツットガルト、レアル・ソシエダ、アヤックスなどが試合を見に来たと伝えていた。

この報道を受け、より鈴木への注目が集まる結果に。『transfermarkt』によれば、プロ入り時は30万ユーロ(約5000万円)だった鈴木だが、現在は90万ユーロ(約1億5000万円)に市場価値が上昇している。

この市場価値は更なる高まりを見せる可能性があり、今夏にはパリ・オリンピックも開催。鈴木が出場する可能性が高く、活躍を見せればより価値は高まるだろう。

そんな中、リバプール専門メディアの『Liverpool.com』が鈴木について特集。意外な見解を示した。

「鈴木は現在リバプールでプレーする準備はできていないかもしれない。それでも、彼はエキサイティングな将来有望な選手だ」

「もし、彼の獲得を争うようなことがあれば、リバプールはMF遠藤航に頼り、U-23日本代表選手と連絡をとり、世界中の他のチームではなく、アンフィールドに来るように説得すべきだ」

今シーズンから加入した日本代表キャプテンであるMF遠藤航を上手く利用しようと提案。日本人コネクションをしっかりと利用したら良いという提案を掲げた。

選手の移籍に他の選手が関与することは珍しくなく、勧誘やアドバイスをすることはある状況。リバプールがどこまで本気で獲得しに行くかは不明だが、それだけ注目を集めていることは間違いなさそうだ。

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