岸田首相の外遊に《行くなら自腹で》と揶揄皮肉…外交のキシダで浮上? 否、国民の怒りは最高潮

おまいう!(C)共同通信社

「終活旅行」「最後の想い出づくり旅」——。SNS上では揶揄する声が溢れているようだ。

1日午前、フランス、ブラジル、パラグアイを訪問するため、政府専用機で羽田空港を出発した岸田文雄首相(66)。パリで開かれる経済協力開発機構(OECD)閣僚理事会での基調演説や各国首脳との会談が予定されており、岸田首相は出発前、「日本がルールに基づく自由で公正な国際経済秩序を構築、強化する取り組みを主導していくことを訴えたい」などと、ご機嫌な様子で話していた。

《ルールに基づく自由で公正な国際経済秩序の維持・強化を、また総理就任後初の訪問となる中南米では、未来に向けた政策を打ち出します》

首相官邸のSNSにもこう投稿されていたのだが、このニュースが報じられた直後からネット上では否定的な意見や突っ込みが相次いだ。

■ルールがないから裏金事件が起き、処分も公正ではないのが自民党

《「ルールに基づく自由で公正な秩序の維持」って、どの口が?ルールがないから裏金事件が起き、処分も公正ではないのが自民党》

《中南米で「未来に向けた政策」を掲げてどうするの。肝心要の日本の未来の政策はまだ何も示されていないよ》

《行くなら自腹で行け。超円安で庶民は近場の海外にすら行けないんだぞ。それに今出かけるなら、おフランスではなく能登半島でしょ》

岸田首相の外遊といえば、2023年1月にも問題視された“事件”があった。当時、総理秘書官を務めていた長男の翔太郎氏(33)が欧米歴訪に同行した際、パリやロンドンで現地大使館の公用車を使って観光や買い物に興じていた――と「週刊新潮」に報じられたのだ。

この時もネット上では、《公費で家族旅行、観光三昧。ふざけるな》《政治利用のファミリービジネス=岸田家》……などと批判的な投稿が溢れたが、今回はさらに怒りの声が目立つようだ。

衆院3補選で全敗、各メディアの世論調査はそろって「危険水域」とされる支持率2割台が続いている岸田政権。岸田首相は「外交のキシダ」で浮上を図りたいと考えているようだが、世論の反応を見る限り、そう甘くはない。

《退陣前のご褒美旅行》との指摘が現実になる日は近いかも……。

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