“パリ世代のエース”鈴木唯人が人気銘柄に! リヴァプール専門メディアは遠藤航の協力を提案「説得を試みるべき」

ブレンビーで大活躍中の鈴木〔写真は2023年のU-22日本代表活動時〕 ©Getty Images

ブレンビー(デンマーク)に所属する日本代表MF鈴木唯人の去就に注目が集まっている。

現在22歳の鈴木は、市立船橋高校卒業後の2020年に清水エスパルスへと加入。2023年1月にはリーグ・アンのストラスブールに買取オプション付きで期限付き移籍し、初の海外挑戦に踏み切った。同年7月には一度清水に復帰したものの、8月にはデンマーク・スーペルリーガ(デンマーク1部)のブレンビーに4年契約で加入した。

すると、デンマークの地で鈴木は覚醒の時を迎える。今季はすでに公式戦27試合の出場で10ゴール8アシストを記録。直近6試合で6ゴール4アシストと、まさに手がつけられない状態だ。

デンマークメディア『Bold.dk』によると、ブレンビーの中心選手に上り詰めた鈴木に対して、欧州の強豪クラブがこぞって関心を示しているという。マンチェスター・シティ、リヴァプール、トッテナム、レアル・ソシエダ、シュトゥットガルト、ウニオン・ベルリン、ヴォルフスブルク、ホッフェンハイム、アヤックス、ナント、パルマ、ヘンクの12クラブがスカウトを派遣して鈴木を視察。ブレンビーのフットボールディレクターを務めるカルステン・ヴァン・イェンセン氏は「我々は彼を残留させたいと思っているが、この世界では“絶対”などないんだ」と、鈴木の残留を願うも引き留めが難しくなる可能性を示唆した。

また、鈴木を視察していたことが明らかとなったリヴァプールでは、地元メディア『Liverpool.com』が「現時点でスズキはリヴァプールでプレーする準備が整っていないかもしれないが、それでも期待が持てる選手だ」と報道。独自の提案を持ち出し、クラブに“パリ世代のエース”獲得を勧めた。

「もしも彼をめぐる獲得競争が起きるなら、リヴァプールはワタル・エンドウに頼み込んでU-23日本代表選手と連絡を取ることもできる。ほかのチームではなく『アンフィールド』に来るよう説得を試みるべきだ」

鈴木とブレンビーの現行契約は、2027年6月30日で満了となる。早ければ今夏にも、鈴木はビッグクラブにステップアップを果たすことになるかもしれない。

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