4.5周年迎えた「ドラクエウォーク」累計収益は“20億ドル”迫る勢い 他シリーズを凌ぐ、ファンの厚い支持

ランキング1位の『ドラゴンクエストウォーク』はコカ・コーラコラボで自動販売機を活用する、治安の良い地域ならではの展開も

2019年リリースの位置情報ゲーム「ドラゴンクエストウォーク」について、アプリ内課金による累計収益が20億ドルに迫る勢いであることが、民間調査会社のSensorTower社が4月内に公表した最新のレポートより明らかとなった。

【画像】【グラフ】「ドラクエウォーク」推定収益額の推移+「スクエニ」スマホゲームの全体分布

2019年9月にリリースされた「ドラゴンクエストウォーク」はSQUARE ENIXが配信する「ドラゴンクエスト」シリーズの位置情報ゲームとして“日常の移動が冒険に変わる”と銘打ち展開しており、2019年9月のリリースから2024年3月までの同作の収益は、20億ドルに迫る水準に達しているという。

国民的ゲームシリーズのIPを活用した本作の人気は「位置情報ゲーム」ジャンル全体でも確固たる地位を確立しているといい、 2019年9月から2024年3月までの国内ジャンル別ダウンロード数で2位にランクインしているほか、1週間あたりの平均使用時間では545分と、他の2タイトル「Pokémon GO(192分)」「Pikmin Bloom(154分)」を大きく上回った。

SensorTower社が2月に発表していた位置情報ゲームに関するレポートでも、同作が2023年のジャンル内収益トップを獲得。ジャンル全体の半分に匹敵する数値で、10時間以上/月のユーザーが30%を超えるなど、熱烈な支持を受けていることが伺えた。また、プレイヤーの属性分析においては、男女比率は6:4で、35-44歳の層が最も多く、次に45-54歳の層が多いとした上で「家庭用ゲーム機でドラゴンクエストをシリーズをプレイした世代が多く、同作を支えている」と推察していた。

なお、パブリッシャー別での調査では2019年以降の「SQUARE ENIX」全体での「ドラゴンクエストウォーク」収益が40%近くを占めるなど、モバイルゲーム事業を支えているという。(※一部表記を更新しました)

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