コウノトリのひな 2羽確認

コウノトリのひな 2羽確認

 千葉県野田市の野外にある巣で、国の特別天然記念物のコウノトリのひなが誕生したというニュースをお伝えしましたが、市は5月1日、コウノトリのひなは少なくとも2羽確認できたと発表しました。

 親鳥の雄 ヤマトが巣にくちばしを伸ばしていて、よく見ると、元気そうにヤマトを見上げるひなとみられる2つの頭が…。

 この画像は1日、野田市が提供したもので、市は、少なくとも2羽のひなが確認できたと発表しました。

 ひなの誕生が確認されたのは野田市三ツ堀の野外にある巣で、順調なら6月下旬にも巣立つ見通しです。

 親鳥は市の施設「こうのとりの里」で生まれた7歳の雄「ヤマト」と、栃木県などにある渡良瀬遊水地生まれの2歳の雌「ひなた」で、2024年2月下旬に電柱の人工巣台で巣作りを始め、4月26日に見守り用のカメラにひなが写ったということです。

 2羽のひなが確認されたことについて市の担当者は「率直にうれしい気持ちと、無事に巣立ってほしいという気持ちが半々」と話していて、コウノトリを観察する場合は、定められたエリアから静かに見守ってほしいと呼びかけています。

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