日経平均「決算本格化」で個別株は活況も…131.61円安の38,274.05円で取引終了となったワケ【5月1日の国内株式市場概況】

2024年5月1日(水)の日経平均株価をはじめ、日経平均寄与度の上位と下位銘柄、業種別騰落ランキング、東証プライム市場に上場している個別株式の騰落率ランキングなどをお伝えします。

5月1日の日経平均株価は、前日の米株安の流れを受けて、大幅に下落してスタート。もっとも、後場には一時前日比プラスとなるなど、指数には底堅さが垣間みえました。ただ、今週のFOMCや米雇用統計を前に上値は重く、日経平均株価は前日比131.61円安の38,274.05円で取引を終えました。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが59銘柄、値下がりが166銘柄。

日経平均株価の寄与度下位は、ファーストリテイリング〈9983〉、ソフトバンクグループ〈9984〉、信越化学工業〈4063〉、東京エレクトロン〈8035〉、豊田通商〈8015〉となり日経平均を押し下げた一方、寄与度上位は、レーザーテック〈6920〉、アドバンテスト〈6857〉、ダイキン工業〈6367〉、TDK〈6762〉、ファナック〈6954〉となりました。

また、東証プライム市場の売買高は16億2,300万株、売買代金は4兆7,091.28億円となり、前日と比べて減少。

業種別では、陸運業、水産・農林業、食料品、電気・ガス業、電気機器などが上昇した一方、海運業、証券業、石油・石炭製品、ガラス・土石製品、鉄鋼などが下落しました。

東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位がジャパンインベストメントアドバイザー〈7172〉で+300円(+27.52%)の1,390円、2位がレーザーテック〈6920〉で+5,150円(+14.88%)の39,750円、3位が住友林業〈1911〉で+474円(+9.70%)の5,359円と、決算銘柄の物色が活発です。

一方、値下がり下位は、1位がBIPROGY〈8056〉で-700円(-15.22%)の3,898円、2位が日本調剤〈3341〉で-180円(-11.70%)の1,359円、3位がインフォマート〈2492〉で-43円(-11.56%)の329円で取引を終えました。

なお、年初来高値を更新したのは72銘柄、年初来安値を更新したのは36銘柄でした。

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