【能登半島地震のその後】液状化被害の田んぼ 復旧したがコメ生育に不安も【新潟・西蒲区】

能登半島地震の液状化で砂が流れ込んだ田んぼ

能登半島地震の発生から、5月1日で4カ月です。液状化の被害を受けた新潟市西蒲区の田んぼは、復旧したものの不安を抱えながらの田植えが始まろうとしています。

新潟市西蒲区の専業農家・星野秀信さん。約50年コメ作りをしています。
■星野秀信さん
「全部のり面を直してもらった。みんな約200mくらいきれいに直してもらいました。」

田んぼを襲った能登半島地震の液状化被害。約3カ月前は道路からあふれだした砂が田んぼの一部に流れ込んでいました。市の協力を得て、約1カ月かけて復旧が完了しました。

■星野秀信さん
「これで安心しましたよ。最初の説明会では(田植えまでの復旧は)無理だろうといわれていた…。」

この田んぼで、2日から種用のコシヒカリの田植えが始まります。しかし、液状化で砂が流れ込んだことで不安があるといいます。

■星野秀信さん
「土の肥料分がないので、おそらく植えて1カ月もたつとすぐに肥料を入れないといけないと思う。(Q.砂だと育ちにくい?)にくい。肥料分がないから。」

良質なコメを作るため、例年よりも手間のかかる作業となりそうです。

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