【避難指示解除から1年…帰還した人はいなくても例大祭に人々集まる】飯舘村長泥地区

【1本1本大切に植え…その数３０００本】見ごろを迎えた飯舘村の復興桜・福島県

飯舘村長泥地区の一部で避難指示が解除されてから一年です。地区の神社には例大祭に合わせて住民が参拝に訪れ親睦を深めました。

飯舘村の南部にある長泥地区では、2023年5月に、地区のうち復興拠点に指定されていたエリアの避難指示が解除されました。

地区には71世帯214人が住民登録していますが、住民は避難先から故郷に通い自宅や神社の管理をしています。

避難指示の解除から1年となる1日、長泥地区の金花山神社で例大祭が行われ、10人ほどが参拝に訪れました。そして神事が執り行われたあと、住民たちが親睦を深めていました。

■長泥地区の住民は

「きょうが帰還困難区域が解除になった日からちょうど1年。めでたい日だなと思っています。こういう機会をもって顔を合わせたり、語り合ったり過ごすのが本当に楽しい」

飯舘村によりますと、避難指示の解除後に地区へ帰還した住民は未だいないということです。

長泥地区では環境省が進める除染土を使った実証事業も行われていて、復興に向けて一歩一歩、歩んでいます。