「会員料金が未納」60代男性 330万円だまし取られる アップルギフトカードのコードを伝える 富山・小矢部市

富山県小矢部市に住む60代の男性が、見知らぬ人から「会員料金が未納」などと電話で言われ、330万円をだまし取られる詐欺被害がありました。

架空料金請求詐欺の被害にあったのは、小矢部市に住む60代の男性です。

警察によりますと、4月6日、男性の携帯電話に見しらぬ電話番号から着信があり「会員料金が未納なのでアップルギフトカードで支払ってほしい。お金の一部は後日返金する」と言われました。

信じた男性は、指示に従い、コンビニでアップルギフトカードを購入し電話でコードを伝えました。

その後も、男性に複数の電話番号から電話があり「会員料金が未払いだった会社から損失が出たと申告される可能性があるので、保険に加入してほしい」などと言われ、男性は複数回にわたり指定された口座にお金を振り込みました。

男性は「支払った料金のうち一部が返金される」と言われていましたが、10日経ってもお金が口座に振り込まれないことから、詐欺の被害に気づき、警察に相談し、事態が発覚しました。

男性は、1回あたり、電子マネーで10万円、銀行口座に50~100万円を振り込んでいて、被害額はあわせて330万円でした。

警察は、一方的に「利用料金が未払いになっている」などとして、コンビニで電子マネーを購入させたり、口座にお金を振り込ませようとするのは、特殊詐欺の手口だとして、注意を呼びかけています。

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