マカオ、新増訂版の食品添加物使用基準が適用スタート

マカオの「市政署ビル」は世界遺産登録建築物のひとつ(資料)=本紙撮影

 マカオでは、5月1日から新増訂版の「食品添加物使用基準」が適用開始となった。

 食品安全行政を管轄する市政署(IAM)では、定例食品サンプル検査及び日々の食品安全パトロールを継続実施し、検査結果が食品安全基準を満たしていない場合、または生産・経営上の食品安全法違反が明らかとなった場合には、法律に基づき必要な措置を講じるとしている。

 新増訂版の食品添加物使用基準は、着色料、甘味料、保存料、酸化防止剤に関する従来の3つの食品安全基準を統合・更新したマカオで食品によく使用される添加物に対する新ルールで、規制対象となる食品添加物の種類を拡大し、数千もの新たな食品添加物の組み合わせと、それに対応する最大使用レベルの指標を追加し、業界への食品添加物の使用に関する指導と規制を徹底するもの。

 IAMによれば、食品添加物安全基準データベースを構築するとともに、食品添加物分類システムガイドラインを策定し、業界関係者が特定の食品添加物の使用の可否や最大使用範囲についての情報を確認できるようにしたとのこと。

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