井上尚弥の次戦以降は? 元世界王者は中谷潤人との対決を熱望「今までにない強敵」

井上尚弥の次戦以降は?

ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)が挑戦者ルイス・ネリ(29=メキシコ)と行う防衛戦(5月6日、東京ドーム)が秒読みとなる中、モンスターの次戦以降にも注目が集まっている。

元WBA世界ライトフライ級王者・具志堅用高氏(68)がユーチューブチャンネル「具志堅用高のネクストチャレンジ」で、井上とWBC世界バンタム級王者・中谷潤人(26=M・T)との対戦の可能性について言及。「(両者が対戦するなら)フェザーじゃないな。スーパーバンタムだな。早いうちにやったほうがいいね。(井上は現階級で)最後に中谷さんとやるというのも、いいんじゃない」と日本人同士による対戦の実現を望んだ。

その上で「中谷は強力なライバルになる? うん、なると思いますね。中谷さんは相当、距離を取ってボクシングをするんですよね。それを尚弥チャンピオンがつかまえられるか。パンチ力は全然、井上尚弥のほうがありますから」「中谷さんみたいなタイプは入ったり、足を使うから。今までにない選手だと思う。(井上は)今までのチャンピオンと戦った時は、動きが速くない相手だと思うんですよ。だから、すぐつかまえた。今までにない強敵? 僕は感じますね」と好勝負を期待した。

さらに「スーパーバンタムで中谷さんと井上尚弥。チャンピオン同士を来年は見たいね」と改めて熱望した上で「中谷さんがバンタムの4つの団体のチャンピオンになる可能性も高いし、それを先にする可能性もある。それが終わってスーパーバンタムでやる。これだったら(再び)東京ドームでも大丈夫」と4団体王者同士のビッグマッチとなる可能性も指摘。勝敗予想については「(中谷は)スピードがあるから。試合をしてみないと分からない」と話すにとどめた。

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