5万7000人収容「築地スタジアム」がジャイアンツ本拠地に!?ファン複雑な声も…オーナー「巨人軍の移転前提ではない」

番組が訪れたのは、劇的に生まれ変わろうとしている東京・中央区の旧築地市場。再開発に向けいよいよ動き出し、1日、完成イメージCGが公開された。

ジャイアンツ本拠地が築地に移転?

再開発の対象エリアは、東京ドーム約4.2個分にも及ぶ19ヘクタールの都有地。計画案では、ホテルや「空飛ぶ車」の発着場などに加え、最大5万7000人を収容できる巨大スタジアムが建設される予定だ。

一方で、野球ファンの間では、再開発事業には読売新聞グループも加わっていることから、建設予定のスタジアムが読売ジャイアンツの本拠地となる説が浮上。現在のお膝元、東京ドームに来ていたジャイアンツファンからは複雑な声が聞かれた。

「きれいになったり、施設が新しくなるのは行ってみたいなと思う」
「たくさん試合を見てきたので寂しい気持ちはあります」

本拠地の築地移転のうわさには東京ドーム周辺の店もやきもきしていた。

東京ドームの近くの飲食店「すする担々麺」水道橋店は、ジャイアンツファンによる売り上げが8割を占める日もあるということで、マネージャーの舟久保勲男さんは、「(築地に)いってしまったら困るなあっていうのが本音です」と話す。万が一、本拠地が移った場合は、店の移転も考えるという。

「巨人軍の移転前提ではない」

果たしてジャイアンツの築地行きはありうるのか?

「築地地区まちづくり事業」事業予定者決定会見で、読売新聞の山口寿一社長は「魅力あるスタジアムというのは私どもとしても使ってみたいという気持ちはあります。ただし、巨人軍の移転を前提として計画してきたものでもありません」と述べた。示されたのはあくまで、本拠地移転を前提とした事業計画ではないという見解だった。

新たな築地の在り方は今後も大きな関心を集めそうだ。
(「イット!」5月1日放送より)

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