「花を捨てたくない」熊本県知事が当選後コチョウランを病院や福祉施設に渡すも公選法が禁じる「寄付」ではないと主張

熊本県の木村知事が、知事選の当選後、支援者などから届けられたコチョウランを熊本市内の病院や施設などに渡していたことが明らかになった。

熊本県・木村敬知事「せっかく農家が作ったものを捨てるのは嫌だとなって、じゃあ預けようということ。花を捨てたくない、何とか預かってもらいたいと預けた」

木村知事は3月の県知事選の当選後、当選祝いなどで選挙事務所に届いたコチョウラン約10鉢を熊本市内の病院や福祉施設など、7カ所に直接運ぶなどして渡したという。

公職選挙法で、政治家が選挙区内で金銭や物品を寄付する行為を禁止していることについて、木村知事は「認識していた」として、寄付ではなく「“預かってください”と明確に伝えていた」とし、「違法性はない」との認識を示した。

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