フュルクルク弾を守り抜いたドルトムントがPSGに先勝【CL】

[写真:Getty Images]

チャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグ、ドルトムントvsパリ・サンジェルマン(PSG)が1日に行われ、ドルトムントが1-0で先勝した。

今季のグループステージでも対戦していた両チームの決勝進出を懸けた大一番。

アトレティコ・マドリーとの準々決勝を2戦合計スコア5-4の壮絶な打ち合いを制して11季ぶりにベスト4進出を果たしたドルトムントは、アトレティコとの2ndレグ同様のスタメンで臨み、3トップにフュルクルク、サンチョ、アデイェミを配した。

一方、バルセロナとの準々決勝を2戦合計スコア6-4、逆転で4季ぶりのベスト4進出としたPSGは、バルセロナとの2ndレグ同様のスタメンで臨み、3トップはムバッペ、デンベレ、バルコラが形成した。

立ち上がりの主導権争いを経て14分、ドルトムントにまずは好機。ブラントのスルーパスでボックス右のスペースを突いたザビッツァーがGK強襲のシュートを浴びせた。

前半半ば以降はPSGのポゼッションが上がっていた中、36分に先制したのはドルトムント。シュロッターベックのロングフィードに抜け出したフュルクルクがリュカに寄せられながらもシュートを決めきった。

流れを引き寄せるドルトムントは44分、フュルクルクのポストプレーからザビッツァーのボレーがGKを強襲して追加点に迫った中、1点のリードで前半を終えた。

迎えた後半、前がかるPSGは51分に同点の絶好機。CKを跳ね返したロングカウンターの流れからムバッペのコントロールシュートがポストに直撃した。さらに二次攻撃の流れからハキミの放ったシュートもポストに直撃した。

攻勢のPSGは56分、マルキーニョスのアーリークロスからファビアン・ルイスがダイビングヘッドで合わせる決定機を演出するも枠を外れてしまう。

守勢のドルトムントは60分、サンチョが右サイドを突破して絶妙クロスを上げ、フュルクルクがボレーで合わせる絶好機を演出したが枠を捉えきれず。

その後もPSGがハーフコートゲームとする中、コロ・ムアニを投入して圧力をかけ続けると80分に同点のチャンス。ヴィティーニャのロングフィードでボックス右のスペースを突いたハキミがマイナスに折り返し、フリーのデンベレが合わせたが枠を外してしまった。

結局、集中した守りでPSGの攻勢を凌いだドルトムントが1-0で逃げ切り先勝。来週行われる敵地での2ndレグを前にアドバンテージを得ている。

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