玖珠町の小中学校、給食のパン提供1カ月ぶりに再開 代わりの業者見つかる【大分県】

久しぶりのパンをおいしそうに頰張る児童=1日、玖珠町小田の小田小

 【玖珠】玖珠町の小中学校で1日、給食のパン提供が1カ月ぶりに再開された。パン供給を担う県学校給食会が、3月まで町内に納めていた日田市内の業者に対し「安定供給が難しい」と契約を更新せず、4月は米飯で対応。代わりの業者を探し、中津市内で見つかった。

 小田小では全校児童10人がランチルームに集まり、久しぶりのパンをうれしそうに頬張った。6年の江隈愛華さん(11)は「パンがない間は少し寂しかった。米粉のパンはもちもちしていておいしい」とにっこり。穴井佑磨君(12)は「以前よりおいしくなった気がする。復活してすごくうれしい」と喜んだ。

 町内でのパン給食は週に1回。今回の業者変更で必要経費が変わるため、町議会6月定例会に関連する補正予算案を出す予定。

 町教委教育政策課の秋好英信課長は「提供できない期間を最小限に抑えることができ、ほっとしている。議会や町民の理解を得て、子どもたちに継続してパンを届けたい」と話した。

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