吉村芳生展 入場2万人突破! 長崎の櫻間さんに記念品 県美術館

小坂館長(右)から記念品を受け取る櫻間さん(中央)=長崎市、県美術館

 長崎県美術館(長崎市出島町)で開催中の「超絶技巧の鉛筆画 吉村芳生展」(長崎新聞社など主催、佐藤和眼科医院特別協賛)の入場者が1日、2万人を突破した。2万人目は長崎市高城台1丁目の主婦、櫻間美津代さん(54)で、小坂智子館長から記念品が贈られた。
 同展は3月22日に開幕。吉村さんが版画家としてデビューした頃の身近な風景をモチーフにしたモノクロ作品や、コスモスの花を色鉛筆で緻密に描いた絶筆など約500点を展示している。
 櫻間さんは友人と来場。「新聞に載っていた、紙面に自画像を描いた作品が見たくて来た。2万人目にはびっくりした」と感想。この後、実物を鑑賞し、「カメラで紙面を撮影したかのようだが、近づくと新聞の文字や写真、広告全てが手描きだと分かる。すごい」と語った。同展は5月12日まで。

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