5連勝&防御率0.78「想像していたよりいい数字」も… 今永昇太が抱く危機感「紙一重」

試合後に取材に対応したカブス・今永昇太【写真:編集部】

7回3安打無失点の快投で開幕から無傷の5連勝を飾った

■カブス 1ー0 メッツ(日本時間2日・ニューヨーク)

カブスの今永昇太投手が1日(日本時間2日)、敵地で行われたメッツ戦に先発し、開幕から無傷の5勝目を手にした。7回3安打無失点、7奪三振の快投。「真っ直ぐの球速もそこまで出ているわけではなかったですけど、うまく(捕手の)アマヤとコミュニケーションを取れてうまく相手の狙いを外せたことが良かったと思います」と振り返った。

中4日での登板は初だったが、7回を87球というテンポのいい投球を披露。5回に犠飛でもらった1点を守り抜き「4回まではあまりよくなかったんですけど、5回、6回は感覚が戻ってきたので、イニングを追うにつれてよくなったというのは僕としてもいいポイントかなと思います」とうなずいた。

防御率は0.78と驚異の安定感で、開幕から無傷の5連勝は、日本人では6連勝した石井一久(ドジャース)、田中将大(ヤンキース)に続く3人目の快挙も達成した。それでも「数字は確かに僕が想像していたよりもいい数字が並んでいますが、1試合1試合振り返ってみると本当に紙一重。勝負所をたまたま拾ってきたというところがあるので、そうじゃない試合もこれから来ると思うので、紙一重のところをずっと自分のものにできるようにこれからやっていきたい」と危機感を口にする。

またピンチでも動じない投球の秘訣を聞かれると「自分がやりたいことと自分ができることは違う。三振を取りたいけど取れるのかどうか、ということも考えながら、三振だけじゃないですけど、できることとやるべきことを分けて考えるというのが僕のマインドです」と明かした。(Full-Count編集部)

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