秋田市の高齢者施設で結核の集団感染 秋田県内での発生は6年ぶり

秋田朝日放送

秋田市の高齢者施設で結核の集団感染がありました。秋田県内での集団感染は6年ぶりです。

秋田市保健所によりますと、2023年7月管内の高齢者施設に入所する80代の男性に発熱などの症状が出て検査をしたところ肺結核と診断されました。その後4月25日までに施設の利用者と職員、合わせて3人が発病し、2人が感染していることがわかりました。

厚生労働省は、結核の場合最初の患者を除いて発病者1人を感染者6人分とみなし、同じ感染源から20人以上が感染した場合を集団感染としています。発病者や感染者には服薬治療が行われています。保健所は風邪の症状が2週間以上続いた時は医療機関を受診するよう呼び掛けています。

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