JR西日本の2023年度期末決算、前期比17.2%増 インバウンド好調

273系 2024年04月19日撮影

JR西日本は2024年4月30日、2023年度期末決算を公表しました。

連結営業収益は個人消費の回復やインバウンド需要が好調に推移した結果、前期比17.2%増の1兆6,350億円、純損益は114.1%増の1,797億円でした。

運輸事業でも、コロナ禍からの鉄道需要の回復により利用が増加したことに加え、インバウンド需要が好調に推移したこと等から、営業収益は前期比18.3%増の9,864億円、営業利益は同244.3%増の1,144億円となりました。

このほか、物販・飲食、SC、旅行・地域ソリューションの営業利益については、いずれも開示以来、過去最高を記録しました。

なお、2023年度の連結会計年度において、JR西日本が取り組んだ需要創出、新たな価値創造へ向けた主な具体的取り組みとしては、コワーキングスペース等の予約プラットフォーム「+PLACE」のサービス開始や、国内初の鉄道事業者連携による広域型MaaSアプリ「KANSAI MaaS」のリリース、新幹線の1年前予約の開始、大和路線・おおさか東線における「快速 うれしート」の導入、年末年始期間の東海道・山陽新幹線「のぞみ」号全席指定席化などが挙げられています。

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