2月に広島県内で宿泊した外国人は、コロナ禍前との比較でおよそ36%増加したことがわかりました。
観光庁によりますと、ことし2月に県内で宿泊した人はのべ80万5820人で、コロナ禍前の2019年の同じ月と比べると4.5%増えました。
このうち外国人の宿泊者はのべ8万4310人で、コロナ禍前との比較で35.6%増加したということです。
外国人の宿泊者が大幅に増えた要因について県観光連盟は、「広島空港でのソウル便の増便や円安に加え、海外に向けたプロモーションなどの効果もある」と分析しています。
広島県では、円安やクルーズ船の相次ぐ寄港などを背景に、海外から日本を訪れる旅行者=インバウンドが、3月以降も好調に推移しているとみられています。
県観光連盟は、「外国人宿泊者は去年8月以降、ほぼコロナ禍前を上回る水準で、今後もこの傾向は続くのではないか」と話しています。