アダム・ドライバーがエンツォ・フェラーリを完全再現! マイケル・マン監督最新作『フェラーリ』場面写真&キャラビジュ解禁

映画『フェラーリ』場面写真(C)2023 MOTO PICTURES, LLC. STX FINANCING, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

アダム・ドライバーが主演する映画『フェラーリ』より、謎に包まれた帝王・エンツォ・フェラーリの姿を捉えた場面写真と、物語の中心を担う登場人物たちのキャラクタービジュアルが解禁された。

元レーサーにして、カーデザイナー、そして自ら立ち上げたフェラーリ社をイタリア屈指の自動車メーカーへと成長させた希代の経営者エンツォ・フェラーリ。だが、その私生活は謎に包まれ、1988年に亡くなってから現在まで、多くの毀誉褒貶(きよほうへん)にさらされ続けている。本作は1957年、59歳だったエンツォの波乱と激動の1年を描く。

製作・監督は『ヒート』『インサイダー』などを生み出し、『フォードvsフェラーリ』では製作総指揮を務めた巨匠マイケル・マン。キャストには、主人公エンツォ・フェラーリ役のアダム・ドライバーをはじめ、ペネロペ・クルスシャイリーン・ウッドリーパトリック・デンプシーなど実力派俳優が集結した。

解禁となった場面写真は、エンツォがレース場にたたずむ姿、何かに鋭いまなざし送る姿、流線形のマシーンの隣を一人歩く姿が写し出され、彼の圧倒的なカリスマ性、そして偉大な業績に隠れた孤独の両方を漂わせている。また、フェラーリ社の共同経営者でもある妻ラウラの鬼気迫る表情、愛するパートナー・リナとの幸せな日々、公道を疾走するマシーンを捉えた場面写真も解禁。激しく過酷なレースシーンと2人の女性との複雑で重厚なドラマを期待させる。

エンツォについて、本作で製作総指揮も務めたアダムは「エンツォ・フェラーリという人物については、さまざまな見方がある。悪者だとか、魅惑的な男だとか、カリスマ的存在、意地悪な人、あるいは堂々としていて人を巧みに操る人、とかね。彼はしきたりにこだわる人で、たいへんな頑固者だった。情に流されやすく、常に心のエンジンが動いている人物。でも感情面で人と繋がることが苦手な人物でもあったんだ」とコメント。

アダムは59歳のエンツォを演じるため毎日2時間以上をヘアメークに費やし、エンツォの決断、歴史、振舞い、呼吸の仕方、歩き方、話し方に至るまで徹底的に研究したという。

キャラクタービジュアルは、F1の“帝王”と呼ばれた男エンツォ・フェラーリアダム・ドライバー)、冷え切った夫婦生活に不満を感じつつもフェラーリ社を支える猛妻ラウラ・フェラーリペネロペ・クルス)、エンツォとひそかな愛を育むリナ・ラルディ(シャイリーン・ウッドリー)、若く野心に満ちた新進気鋭のレーサーであるアルフォンソ・デ・ポルターゴ(ガブリエル・レオーネ)、引退を目前にしたベテランレーサーのピエロ・タルッフィ(パトリック・デンプシー)と、それぞれの情熱と狂気を胸に秘めたような表情が捉えられている。

映画『フェラーリ』は、7月5日より全国公開。

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