【MLB】山本由伸が6回5安打無失点で3勝目 15イニング連続無失点を継続中

ドジャースの山本由伸投手(25)は1日(日本時間2日)に敵地アリゾナ州フェニックスでのダイヤモンドバックス戦に先発し、6回を投げ5安打無失点、5三振2四球で3勝目(1敗)を挙げた。打者24人に94球で、最速97・2マイル(約156・4キロ)をマーク。大谷翔平投手(29)は今季33試合目で初めて欠場した。チームは8―0で完勝した。

立ち上がりはバタバタした。先頭マッカーシーを四球で歩かせるも続くグリエルを90・4マイル(約145・5キロ)のスプリットで遊ゴロ併殺打に仕留めた。だが3番マルテに中越え二塁打されると、打席は前日、サヨナラ2ランを含めて2発放ったウォーカー。2球で追い込むと3球目、内角高めの89・1マイル(約143・4キロ)のスプリットで一飛に打ち取った。

味方打線に5点を先制してもらった2回は先頭ピダーソンに中前打されるも後続を中飛、左飛、中飛に抑えた。3回は3者凡退。4回は先頭マルテの投ゴロに素早く反応してグラブに収めた。二死後にピダーソンに中前打されるも、続くスアレスをカウント1―2からの4球目、真ん中低めに90・6マイル(約145・8キロ)のスプリットを落として空振り三振。

5回は一死後、安打を許すも9番バンハートをカーブ、1番マッカーシーをスプリットで連続空振り三振。6回は四球とピダーソンの3本目の安打となる右前打で二死一、二塁のピンチを招くもスアレスをカーブで三ゴロに仕留めて無失点で終えた。前回までスプリットが見極められて空振りがほとんど取れなかったが、この日は7度バットに空を切らせることができたのは収穫だ。

これで山本は4月19日(同20日)の本拠地メッツ戦の4回から15イニング連続無失点となった。

この日はタイガースの前田健太投手(36)がカージナルス戦で6回1失点、カブスの今永昇太投手(30)がメッツ戦で7回無失点で勝利投手になっており、同日に先発した3人がそろって白星を手にした。これまで日本投手3人が同日勝利を挙げたのは4度あるが、いずれも「先発2勝、救援1勝」だった。先発投手3人が勝利するのは初だ。ちなみに3人とも背番号「18」だ。

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