レジャー費の目安はいくら?1ヵ月あたりの教養娯楽費の平均は2万3517円に
5月16日は旅の日にあたるそうです。GWの大型連休に旅行や帰省を予定している人も多いでしょう。
いつもよりも支出が多くなるタイミングだからこそ、気をつけたいのが財布の紐の管理です。
「せっかくの休暇だから」と散財していると、翌月のクレジットカードの請求に驚くことがあるかもしれません。
本記事では、お金が貯まらない人の特徴について元銀行員の筆者が解説します。
記事の後半ではレジャー費の目安についても紹介しますので、ぜひGW中の支出管理に役立ててください。
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お金が貯まらない人の特徴5選
筆者は元銀行員として多くのお客さまと接してきましたが、「収入は多いのになぜかお金が貯まらない人」に出会うことも珍しくありませんでした。
お金が貯まらない人には、共通したいくつかの特徴があります。
ひとつずつ紹介していきましょう。
特徴1. これから入ってくる収入をあてにする
お金が貯まらない人がやりがちなのが、これから入ってくる収入をあてにすることです。
たとえば、大きな買い物をするとき「数カ月後にはボーナスが入るから大丈夫だろう」と無計画に支出をしてしまう人が挙げられます。
こうした買い物を繰り返していると、いつも支払いに追われてしまい、「なぜか毎月家計が苦しい」ということにもなりかねません。
計画的な貯蓄に取り組むためには、「今手元にあるお金で支払えるか」という判断で買い物をすることが大切です。
特徴2. 小さな支出を気にしない
お金が貯まらない人は、小さな支出に無頓着であることも特徴のひとつです。
たとえば、頻繁にコンビニATMを利用するという人は、知らず識らずのうちに支出がかさんでいる可能性があります。
コンビニATMの手数料は1回あたり数百円ですが、利用回数が重なれば費用負担も膨らんでしまいます。
「数百円だからいいだろう」と思うのではなく、小さな支出でもしっかりと管理して無駄な出費を省くことが大切です。
特徴3. 先取り貯金をしない
計画的な貯蓄に取り組むためには、先取り貯金を行うことがポイントです。
お金が貯まらない人は、「毎月の支出で余った分を貯蓄に回そう」と考える傾向にあります。
このスタイルでは、収入が多かった月や支出が少なかった月しか貯蓄に取り組めないこととなります。
結果的に、「いつまで経っても貯蓄が増えない」ということも考えられるでしょう。
着実に貯蓄額を増やしていくためには、「毎月◯万円を貯蓄に回す」と決めて、収入が入った段階で貯蓄額を確保しておくことが大切です。
特徴4.「ついで買い」が多い
お金が貯まらない人は、「ついで買い」が多いことも特徴です。
コンビニやスーパーに行ったとき、つい必要なもの以外にお菓子やジュースを買ってしまうことがあります。
1回だけなら大きな支出ではありませんが、買い物に行く度についで買いを繰り返していると、食費が大きく膨らむ要因となってしまいます。
毎月の支出を抑えるためには、「必要なものだけを買う」という心がけから始めてみましょう。
特徴5. 支出の予算を決めない
毎月の支出をきちんと管理するためには、食費や日用品費など項目別に予算を立てておく必要があります。
「どの項目にどれくらい支出しているか」ということが分かっていなければ、支出額が増加したときにその要因を突き止めることができません。
また、旅行や引っ越し、家具の買い替えなど大きな支出があるときも、あらかじめ予算を決めておくことが大切です。
GW中に旅行やレジャーを予定している人は、事前に支出の見通しをつけておきましょう。
次の章では、予算を立てるときに知っておきたいレジャー費の平均額について紹介します。
レジャー費の目安を知ろう
GWのレジャーや旅行の計画を立てるときに知っておきたいのが、レジャー費の目安についてです。
総務省統計局の調査によると、1ヵ月あたりの教養娯楽費の平均は2万3517円となっています。
年間に換算すると約28万円ですので、もし年2回家族で旅行に行くとなると1回あたり14万円ほどの予算となります。
もちろん家族の人数や行き先によって費用は異なりますが、予算を立てるときのひとつの参考にしてみましょう。
大型連休こそしっかりと支出を管理しよう
大型連休は、レジャーや旅行など楽しみな計画を立てている人も多いでしょう。
「せっかくの休暇は贅沢したい」と考える人もいますが、それでも支出を管理することは忘れてはいけません。
1ヵ月あたりの教養娯楽費の平均は2万3517円。
まずは、「GW中の予定にどれくらいの支出がかかるか」ということを算出したうえで予算を立ててみましょう。
参考資料
- 総務省統計局「家計調査年報(家計収支編)2022年(令和4年)」