蝉川泰果「絶対に優勝したい」 今季米ツアー5戦目にモチベーション高く

PGAツアーの試合は胸が高鳴る(撮影/石井操)

◇米国男子◇ザ・CJカップ バイロン・ネルソン 事前(1日)◇TPCクレイグランチ(テキサス州)◇7414yd(パー71)

前週に日欧共催「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」を24位で終えた蝉川泰果は、試合を終えたその足で渡米した。時差ぼけを抱えながら現地入りし、開幕2日前の火曜日に18ホール、急きょプロアマのメンバー入ったこの日は9ホールを回ってコースチェックを終えた。

「寝られなかったというのはあったけど、月曜はずっと起きていたので昨日はぐっすり眠れて。きょうは朝から練習もして状態的には良い感じかな」と、強行日程で臨む今季5試合目の米ツアー。限られた時間で調整を急いだ。

17番パー3はスタジアムホール。ギャラリー入ったら熱気すごそう(撮影/石井操)

コースを回り終えた印象は「けっこう飛ばし屋が有利に感じる」。パー71の設定で、パー5は5番、9番、18番の3ホール。バックナインを回ったプロアマ戦では、18番の2打目をグリーン奥まで飛ばす豪快なショットを披露した。「乗ったというか越えちゃったけど、パー5はほとんど2オンできる。しっかり全部で(バーディ以上を)取ることがまず目標」とコース攻略のポイントを掲げた。

米ツアーは3月「プエルトリコオープン」以来の出場。米本土となれば1月「ファーマーズインシュランスオープン」以来となる。「やっぱりPGAの試合に出る自分のモチベーションは本当に高い。この会場で優勝したらどれだけ気持ちいいのかなって気になるし、『絶対に優勝したい』っていう気持ちを持ってこの大会に臨んできています」と、強い気持ちで初日を迎える。

見据えるのは「優勝」の二文字(撮影/石井操)

かねて抱いてきた海外で戦う目標。英語でしかコミュニケーションが取れない同伴競技者とも「笑顔で話すことで真剣に聞いてくれる。頑張ってトライしています」と積極的に会話をし、言葉の壁も乗り越えようと必死だ。

初日は最終組の1つ前、午後2時1分にティオフ。「先週の試合から少しずつつかんできた部分はある。すごくローボールも打てるようになって、1個ずつ課題もクリアできている。今週はまず予選をしっかり通って、週末を良い位置で迎えられたら。2桁アンダーを目指したい」と意気込んだ。(テキサス州ダラス/石井操)

楽しそう(撮影/石井操)

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