「デビュー5周年。攻めた楽曲に」BALLISTIK BOYZの加納嘉将と砂田将宏が新曲「HIGHER EX」の魅力語る

「歌やダンス、語学、アクロバットなど、さまざまな個性を持ったメンバーがいるのが強み」と話す砂田(左)と加納(中西弘之撮影)

7人全員がダンス、ボーカル、ラップにたけた実力派ボーイズグループ「BALLISTIK BOYZ(バリスティックボーイズ)」が、8枚目となるシングル「HIGHER EX(ハイヤー イーエックス)」のリリース(22日)に合わせて全国ツアーを展開中。倉敷公演(4月20日)のため岡山県を訪れたメンバーのうち、加納嘉将(27)と砂田将宏(23)は「デビュー5周年。あらためて自分たちの存在感を出し、宣戦布告するような攻めた楽曲になった」と新曲の魅力を語った。

メンバーの作詞作曲による初の表題曲。〈人生かけてやる最後まで〉〈ここで止まっている暇はない〉。強気な歌詞と重厚な曲調が胸に響く。

曲作りに際し、全員でコンセプトを話し合ったという。加納は「タイトル通り、より高みを目指すというイメージで一致していた。パンチの効いたさびで、聞く人の印象に残る作品になった」と言い、砂田は「デビュー当初も自分たちで曲を作っていたが、表に出せるレベルではなかった。ようやくここまで来られた」と感慨を口にした。

「海外での活動やメンバーでの作詞作曲。いろいろなことにチャレンジさせてもらえる環境に感謝したい」と言う砂田(左)と加納(中西弘之撮影)

2014年から3年間、米・ニューヨークに留学した砂田をはじめ、英語、ポルトガル語、中国語を話すなど、多彩な背景を持つメンバーがそろう。海外での展開を見据え、19年のデビューからシンガポール、タイ、インドネシアなどでライブやパフォーマンスを行い、22年8月から半年間はタイを拠点に活動した。

加納は「ライブの盛り上がり方一つとっても、日本と海外では違う。ファンが何を求めているか、どんなものが刺さるのか。ゼロから模索し、挑戦する日々だった」。砂田は「時には厳しい現実も経験し、舞台にかける覚悟が定まった」と振り返る。

今回の全国ツアーでは倉敷のほか岩手、大阪、福岡など全国13カ所を巡る。チケットは多くの会場で完売。ファンの反応も熱く、手応えを感じているという。2人は「多くの人に新曲を楽しんでもらうとともに、さらに大きなステージに立つという夢にぶつかっていきたい」と意欲を語った。

(まいどなニュース/山陽新聞)

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