22年トミー・ジョン手術以来のMLB先発となるド軍エース右腕、ウォーカー・ビューラーの復帰を米報道。直近のリハビリ登板では「5回1失点、5奪三振」と好調

ロサンゼルス・ドジャースが5月2日までに、2022年6月の登板以来、トミー・ジョン手術のため離脱していた右腕投手のウォーカー・ビューラーが5月7日以降に復帰することを、ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』など複数米メディアが報じた。

豪速球が持ち味の右腕ビューラーは、22年6月にプロキャリアで2度目のトミー・ジョン手術(損傷した肘の内側側副靭帯を作り直す手術)を受けた。

ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』は5月2日、公式X(旧ツイッター)で「ウォーカー・ビューラーがドジャースで投球する姿は、もう2年近く見ていません。デイブ・ロバーツ監督によると、来週の月曜日にはすべてが変わるそうです。ウォーカー、おかえりなさい」と綴り、エース級の豪速球右腕ビューラーの復帰を歓迎した。

復帰前の調整期間にビューラーが所属していたドジャース傘下AAA級チーム「オクラホマシティ・ドジャース」も公式X(旧ツイッター)で反応し「ウォーカー・ビューラーは、最新のリハビリ登板で5イニングを投げ、1失点、5奪三振を記録した」と綴り、マイナーリーグでの“圧巻投球”を伝えている。

『ロサンゼルス・タイムズ』のドジャース番ジャック・ハリス記者も自身のX(旧ツイッター)で「月曜日にドジャースでシーズンデビューを果たすとデーブ・ロバーツは語った。2022年のトミー・ジョン手術以来初のMLB先発となる」と記し、復帰に関心を寄せている。
またカナダのスポーツ専門サイト『the Score』もビューラーの復帰を報道。「この29歳の右腕は、4月30日のAAAオクラホマ・シティでの最後のリハビリ登板で、5回を投げてわずか1失点、5奪三振という鋭い投球を見せた。マイナーリーグでのリハビリ登板6試合で、21奪三振、9四球、防御率4.15を記録した」とここまでのマイナーリーグでの活躍を振り返り、復帰に期待を寄せている。

剛腕ビューラーの復帰にSNS上では「キングが戻ってくる」「大好きな投手が帰ってくる」「先発が不足していた中での朗報」「彼の投球フォームは全球児が真似るべき素晴らしいフォームだよ」「ついにエースの一人が復活」などと、ド軍ファンから歓喜の声が上がっている。

ビューラーを含め、ドジャースには現在7人の先発投手が登録されており、負傷者リスト(IL)には合計11人の投手がいる。持ち味である豪速球でドジャースを勝利に導くビューラーの完全復活に期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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