「メダルをかけて、もう一度母校に」パリ五輪出場権獲得 ローイング古田直輝選手が地元で意気込み

快挙達成に大きな拍手で迎えられました。
鳥取県勢2人目となるパリオリンピック出場を決めたローイング・古田直輝選手が、2日、母校・米子工業高校と出身地である鳥取県南部町を訪れ、うれしい報告をしました。

鳥取県米子市の米子工業高校に現れたのは、この高校の卒業生でローイング日本代表の古田直輝選手です。

古田選手は、4月21日、韓国で行われたローイングのオリンピック・アジア・オセアニア予選で宮浦真之選手とのペアで男子軽量級ダブルスカル決勝に出場。

2位のチームに4秒以上の差をつけて優勝。
見事、オリンピックの出場権を獲得しました。

母校で、オリンピック出場内定を報告すると、後輩からは激励の言葉と花束が送られました。

米子工業高校 ボート部 宇田悠生主将
「世界で活躍する古田先輩の姿は僕たち現役部員の憧れであり、目標です。これからも世界で活躍する選手として頑張ってください」

ローイング 古田直輝選手
「五輪出場は夢のひとつだったので、このような形で母校を訪問できたのはとても嬉しいです。本当の理想はメダルをかけて、もう一度母校に帰ってこれたらいいなと思います」

また古田選手は母校訪問に先立ち、出身地である鳥取県南部町の役場に陶山清孝町長を訪ね、パリオリンピック出場権獲得を直接伝えました。

町長からお祝いの花束を受け取った古田選手は、
「県外に出たことで、改めて、ふるさと南部町の環境の良さを感じている。世界の舞台での活躍を見せることで、地元に恩返しをしたい。」と、感謝を語りました。

ローイング 古田直輝選手
「オリンピック自体出場するのが初めてなので、まずはしっかりと楽しんでいきたいというところと、軽量級種目が今回のパリオリンピックで終わってしまうということなので、最初で最後のレースとなりますので、日本のブランドを持ってしっかりと戦っていきたいと思います。言うのはタダなので、金メダルを狙って精一杯頑張りたいと思います。」

悲願のオリンピック出場を決めた古田選手。
地元の熱い期待を受け魂のこもったレースをみせてくれそうです。

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