桃田賢斗に「中国のファンが最高デシベルで熱狂」と現地報道 日本代表最後のトマス杯

桃田賢斗

バドミントンの団体世界一を決める国・地域別対抗戦、男子トマス杯(中国・成都)を最後に日本代表から引退する桃田賢斗(29=NTT東日本)へ、会場から大声援が送られている。

1次リーグでB組の日本はチェコ、ドイツ、台湾に勝利。桃田はそれぞれ第3シングルで出場して勝利し、リーグ突破に貢献した。

元世界ランキング1位でバドミントン界の大スターの桃田へ、熱い声援が飛んでいる。中国メディア「新民晩報」は「日本のバドミントン史上最も優れた男子シングルスプレーヤーが、成都で国際キャリアを締めくくる。

中国のファンは桃田に熱狂しており、桃田がコートに立つたびに、スタジアムは最高のデシベルで歓声を上げた」と現地ファンの熱狂ぶりを伝えた。同メディアによると桃田選手は「ファンの皆さんの熱意をすごく感じて、名残惜しさもある。でも、見方を変えれば、こんなに温かい声援の中でプレーできたのは幸せなことだ」と語った。

また「中国新聞網」も「彼は今回のトマス杯で最も注目されているシングルスの3番手プレーヤーかもしれない。桃田が登場すると必ず会場からは温かい拍手と『レッツ・ゴー! ケント、レッツ・ゴー』の声援が沸き起こる」と、注目を一身に集めていることを報じた。

海外でもファンが多い桃田。海の向こうでも代表最後のプレーに注目が集まっている。

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