【円安】輸入牛肉と国産 価格の差はごくわずかに 果物も値上がり・オレンジジュース品薄に【新潟】

円安で輸入も国産も価格に差がなく…

食品の値上がりに円安が追い打ちをかけています。輸入食品などの価格も上がっていて、消費者も小売店も頭を痛めています。

三条市のスーパーマルセン。店頭に並ぶ商品に円安の影響が現れています。
■マルセン 太田雅悠専務
「かなり単価が高くなってきている物もちらほら出てきていて、我々としては非常に苦慮しなければいけない状況と感じている。」

顕著な例が輸入牛肉。オーストラリア産の牛肩ロース肉の場合、以前は1kg当たり約2200円でしたが、徐々に値上がりし、現在は2800円になっています。
■マルセン 太田雅悠専務
「輸入牛のバラ肉は非常に高騰していて国産のバラ肉と100円前後しか変わらない。」

オレンジやレモンなどの柑橘系の果物も1個当たり30~50円ほど値上がりしました。さらにジュースも。
■マルセン 太田雅悠専務
「以前はオレンジ100%のジュースを扱っていたが、最近はオレンジが全く入ってこないということでリンゴとブドウが入ったミックスジュースになっている。」

■買い物客
「物価高ばかりで家計が大変。だから値段見ながら生活しないといけない。」
「俺みたいな年金生活者は特に大変。割引商品を夕方来て買うとかして補っている。」

円安が続くと更なる値上げの可能性もあるといいます。心配なのは客の買い控えです。
■マルセン 太田雅悠専務
「我々としてもなるべくお客様に納得していただけるような形で、利益を削りながら少しずつ値段を上げていく取り組みが必要。」

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