「めげずにやっていくのがゴルフ」原英莉花はシャフト変更で今季最高8位発進

スコアも順位も今季ベストの滑り出し(撮影/中野義昌)

◇国内女子メジャー◇ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ 初日(2日)◇茨城ゴルフ倶楽部 東コース◇6665yd(パー72)◇曇りのち晴れ(観衆6954人)

スタートの10番でいきなりボギーが出た原英莉花は「(ボギーを)受け入れられました。“そんなゴルフ”が続いているので。そこから、めげずにやっていくのがゴルフなので。一打一打に集中してトライしていきました」と苦笑交じりに振り返る。ままならないシーズンを送っているからこそ、少々つまずいたくらいではへこたれない。

1オーバーで折り返した後半に3バーディ。スコア(70)も順位(8位)も、今季日本ツアー8試合目で最も良い滑り出しとなった。

試行錯誤を続けながら前へ(撮影/中野義昌)

クラブセッティングの試行錯誤が続く中、今週も前日のプロアマまでじっくりと吟味。特に1W(ヘッドはキャロウェイ パラダイム)のシャフトを複数本試した末にグラファイトデザイン Tour AD IZ(5S)を選んだ。左のミスを嫌がってドライバーだけ少し硬めのモデルを使っていたが、「(フェアウェイ)ウッドと同じ流れのものに。引っかかりとかもなく、コース内でしっかり良いボールが出てきたので、自信を持って最後までいけたかな」

アイアンはキャロウェイ APEX CBのヘッドに、今週から日本シャフト NSプロのプロトタイプシャフトを装着。終盤7番からの2連続バーディは、いずれも9Iで作ったチャンスを生かした。

首位とは3打差。上を見て2日目へ臨める状況に心なしか声も弾む。「あしたは(パー5の)1番スタートですし、気持ち良く流れをつかみながらいきたい」と力を込めた。(茨城県つくばみらい市/亀山泰宏)

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