準決勝展望、広陵―尾道 春季広島県高校野球大会 5日ぶんちゃんしまなみ球場

 【広陵―尾道(午前10時)】

 選抜大会出場の広陵は、3試合連続完封勝ちで勝ち進んできた。最速146キロ左腕の山口大樹が2試合に先発し、11回無失点と好調。今大会、登板のないエース高尾響に代わって投手陣を支えている。打線は、1番浜本遥大が打率4割1分7厘、2番田村夏芽が6割2分5厘、3番土居湊大が4割と上位が好調だ。

 昨秋の中国地区大会8強の尾道は、1回戦で福山を5―3で下し、昨秋の3位決定戦の再現となった一戦を再び勝利。勢いに乗った。エース右腕田原永遠は、防御率1・50と安定した投球を見せており、4強で唯一となる、3試合連続無失策の堅守が支えている。

 2022年夏の広島大会3回戦で英数学館に敗れて以来、中国地区の公式戦で39連勝中の広陵に尾道がストップをかけられるか。四球や失策からの失点をなくし、終盤勝負に持ち込みたい。

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