準決勝展望、崇徳―海田 春季広島県高校野球大会 5日ぶんちゃんしまなみ球場

【崇徳―海田(午後0時半)】

 崇徳は、1回戦で昨秋準優勝の新庄、2回戦で昨夏準優勝の広島商を破り、激戦ゾーンを勝ち上がってきた。右横手の2年脇本晃寿が両試合とも先発して完投。マスクをかぶる1年新村瑠聖との下級生バッテリーの活躍が光る。

 4強で唯一の公立校となった海田は、創部70年で初の中国地区大会出場の座をつかんだ。原動力は、最速146キロを誇るエース右腕松本遼太。全3試合で先発平田晃士の2番手として登板し、21回を投げて無失点と抜群の安定感を誇る。

 チーム打率は、崇徳が2割5厘、海田が2割1分7厘。1点が重みを持つ投手戦になりそうだ。

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