休業していた青森市の「萱野茶屋」が復活して「ひょうたん茶屋」に おいしい水を使ったコーヒー・おでんがおすすめ

青森市の萱野高原で愛されてきた茶屋が、新しく生まれ変わりました。地元の人の協力で復活したカフェの魅力に迫ります。

雪解けが進む八甲田山系。

そのふもとに広がる萱野高原に、新たな憩いのスポットができました。

4月26日にグランドオープンした「ひょうたん茶屋」。コーヒーや軽食、うどんなどを提供しています。

元々は、酸ケ湯温泉直営の萱野茶屋として、地元の人や観光客から親しまれてきましたが、新型コロナの影響を受け、休業が続いていました。

酸ケ湯温泉から、2023年4月に相談を受け開業を決めたのが、店主の工藤勇人さんです。

【ひょうたん茶屋 工藤勇人店主】
「おかげさまで、海外の方、スキー客の方、地元の方が『やってるの?』と珍しがって寄ってくださるのが印象的で、やったかいがあったなと」

イチオシは、八甲田山系の水を使ったコーヒーのスペシャルブレンド。淹れる時間や温度など、徹底的にこだわった一杯です。

【工藤勇人さん】
「とてもまろやかでおいしい水。それを使ったコーヒーはとてもおいしいです」

うわさを聞き付け、初めて立ち寄ったという青森市民は―。

【青森市民】
(Q.どうですかコーヒーの味は)「おいしいです」
「ずっと閉まっていたからね、良いんじゃないですか」

観光客も、次から次へと立ち寄ります。

【神奈川から訪れた人】
(Q.コーヒーの味は)「とてもおいしいです。本当にこだわりの一杯という感じで」
(Q.自然の恵みを感じますか)「そうですね。あとマスターの心意気というところを感じますね」

店内は、工藤さん手づくりの「ひょうたんランプ」が並ぶ癒やしの空間が広がります。

椅子やテーブル、薪ストーブなどは、寄付してくれたもの。地元の人たちの思いが詰まっています。

カフェの隣には、萱野茶屋の雰囲気を残した食堂もあります。

おすすめは、工藤さん特製の自家製みそで仕上げた「生姜味噌おでん」。

【稲葉千秋アナウンサー】
「ベビーホタテとパイカが入っているんですよ。珍しいですよね」

気になるパイカをいただきます。

【稲葉千秋アナウンサー】
「甘いです。味噌だれがとても甘みがあるんですけれども、ショウガもちゃんと効いていますね。このパイカのコラーゲン。すごく柔らかくて食べ応えもあります」

どんぐりや栗、山芋が練り込まれた「八甲田縄文うどん」も、モチモチツルツルの食感がクセになります。

皆さんも、新しい茶屋で癒やしのひとときを過ごしてみては?

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