NBAの新星エドワーズのキャリアTOP10ダンクが公開!“渡邊越え”の一発が2位にランクイン<DUNKSHOOT>

NBAでいま最も勢いに乗る若手スターと言えば、ミネソタ・ティンバーウルブズのアンソニー・エドワーズだろう。

2020年のドラフト全体1位指名と鳴り物入りでウルブズに入団した逸材は、3年目の昨季にオールスターに選ばれると、夏のワールドカップではアメリカ代表の中心として平均18.9点をマークし大会ベスト5に選出。

迎えた4年目の今季は自己ベストの平均25.9点、5.4リバウンド、5.1アシストをマークし、ウルブズの球団史上2位となる56勝の躍進に貢献。3年連続の出場となったプレーオフでも1回戦で平均31.0点を叩き出し、フェニックス・サンズをスウィープで下す原動力となった。

抜群の身体能力から繰り出されるド派手なプレースタイルや強気な性格、攻撃のみならず、守備でも高い能力を発揮する点などから、“神様”マイケル・ジョーダンと比較されることも多い。そんな昇り竜のごとき22歳を、リーグも猛プッシュしている。
現地5月4日から始まるカンファレンス準決勝を前に、NBAは公式XやYouTubeでエドワーズのキャリア好プレー集を公開。代名詞のダンクをはじめ、タフショット、ブロックのトップ10がアップされている。

注目のダンクのトップ10では、3位に今プレーオフでサンズにとどめを刺した一撃が入ったなか、2位に“渡邊越え”の一発がランクイン。多くの日本人ファンも記憶しているであろうダンクが生まれたのは、2021年2月19日。エドワーズが当時1年目、渡邊雄太はトロント・ラプターズに移籍したキャリア3年目のことだ。

この時、ドライブで切り込んできたエドワーズに対し、果敢にブロックに跳んだ渡邊だったが、頭上から強烈な一撃を叩き込まれ“ポスタライズ”される格好に。ただ、のちに「100回のうち99回ダンクされても、1回ブロックができる可能性があるなら僕は必ず跳びます」と名言を残し、渡邊の信念を象徴するプレーにもなった。

ちなみに、このダンクは2020-21シーズンのリーグNo.1ダンクにも選定されている。

なお、今回公開されたエドワーズのトップ10ブロックの方では、八村塁がダンクを叩き落されたプレーが2つもランクイン(9位と7位)。“日本人キラー”としても注目のニュースター、王者デンバー・ナゲッツとのセミファイナルでも要チェックだ。

構成●ダンクシュート編集部

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