筧美和子 初海外取材は0泊3日タイ・バンコク弾丸ロケ 10年前の「ココ調」リポーター「心折れそう」な瞬間も

グラビアアイドルとしてはもちろん、2014年から5年間ファッション誌「JJ」の専属モデルを務め、現在は女優としても幅広く活躍するタレントの筧美和子さん(30)が、7年半ぶりの写真集『ゴーみぃー』(集英社)を2024年4月26日に発売。『めざましmedia』では、30歳を迎え新たな表情を見せる筧さんに、写真集撮影の裏話や、約10年前に『めざましテレビ』で「ココ調」リポーターを務めていたときの知られざる話を聞きました。

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筧美和子「本当にうれしかった」生放送中に号泣も

『めざましテレビ』の人気コーナー「ココ調」に2013年10月からから2014年9月までリポーターとして出演していた筧さん。ティーンのトレンドや視聴者の素朴な疑問などについて徹底的に調べるコーナーのため、筧さんも街頭インタビューや食リポに全力で取り組んでいました。インタビューで当時の話を聞くと、これまでは明かしてこなかった秘話を教えてくれました。

ーー生放送で「ココ調」リポーターに決まった当時の心境はいかがでしたか?

視聴者投票があって、それでリポーターに決まったので、本当にうれしかったですね。リポーターの経験もなかったですし…何の自信もなくとにかく「このチャンスを掴まなくては!」という感じでチャレンジしていたので、多くの方が応援してくれたんだなと思うとすごくうれしくて、めちゃくちゃ泣いた記憶があります、生放送中に…(笑)

「ココ調」時代は“THE リポーター”の日々に「心折れそう…」な瞬間も

ココ調リポーターとして1年間で44回出演した筧さん。印象的なロケを挙げてもらうと、酸いも甘いも経験していたことが明らかに…

毎週ロケに行かせてもらって、スタジオにも出演して…あの1年はあっという間に過ぎた感じでしたが「大根おろしアート(2014年1月16日放送)」は覚えてます。クマだったかな?大根おろしで作ったような記憶がありますね。あとは、「ギャル語チェック(2013年12月12日放送)」も覚えてます。渋谷のハチ公前でインタビューして「めっちゃ“THE”だ~」って(笑)“THE リポーター”な感じがして、はしゃいでましたね。

渋谷のハチ公前のロケはすごく朝早くて、通勤中の方に声をかけて「あ、すいません」みたいに断られたりして「心折れそう…」って思いながらやってましたね。でもそれすら「ココ調っぽいな~」と思っていて、記憶に残っています。ハチ公前はココ調の他の撮影隊の方たちもいて、「いっぱい声かけるぞ!」みたいにライバル心が芽生えてきた時もありました。

ーー当時のスタッフに聞いたところシュラスコの味の違いを伝えるのに苦戦していたそうですね。(2014年5月28日放送「ブラジルグルメブーム」)

そうなんですよ!本当に食リポって難しくて、おいしいものは大好きなんですけど、そのちょっとの違いを伝えるのが難しくて。食べてから2、3分考え込んだりして言葉を探してました。その当時のボキャブラリーだと全然表現できなくて苦戦した気がします。でもそのロケをきっかけにシュラスコにハマって、事あるごとに今でも行ってます。

筧美和子 初海外取材は0泊3日のバンコク弾丸ロケ 超多忙で「え、タイ今日だったんだ」

ーータイでロケをしたときは0泊3日というスケジュールだったそうですね?(2013年11月7日放送「タイの北海道ブーム」)

タイでもココ調のジャンパーを着てマイク持ってましたね。おいしいタイ料理食べた記憶があります。でも飛行機で行きも帰りも寝てました(笑)その時期は本当に忙しかったのでタイに行くって事すら頭に入ってなくて「え、タイ今日だったんだ」って思いながら行った記憶があります。

泊まりの準備もせずに行って、0泊だからどうにかなったんですけど。とても慌ただしく撮影して、スタッフさんが「ごはんだけは美味しいもの食べましょう!」って言って連れて行ってくれたごはんを美味しくいただいて「帰ります!」みたいな感じでした。

筧美和子 苦悩の日々明かす「表情が堅くて、朝なのにテンション上げられなくて…」

多忙を極める中での「ココ調」リポーター挑戦には不安など様々な思いが。30歳を迎えて、当時から10年経った今だからこその赤裸々な気持ちを苦悩を語りました。

やってみて課題だらけで壁にぶつかりまくりましたね。ディレクターさんが事前にカンペとか用意してくれて大事なところは読むという感じでしたけど、そのカンペをテンション上げて読むことすらできなくて。演者は私ひとりで、私しか映ってないのに、元気を出せてないというか…"ONの状態"というものをまだ持てていなかったんです。いつも表情が堅くて、朝なのにテンション上げられなくて、申し訳ないなと思っていました…(笑)

街頭インタビューで色んな人にお話を聞いても、それに対する自分の返しが間違っていたら?とか、番組を暗くさせてしまったら?とか考えてしまって、初めはディレクターさんに「何て答えたらいいですか?」って聞いてしまって…。だんだんと自分の言葉で話せるようになっていったんですけど、当時はすごく怯えてました。

ーー当時の自分に言葉をかけるなら?

もう「楽しんで!」と言いたいです。当時の私は上手くやることに囚われ過ぎてしまっていたので、なかなか楽しむことができないでいたのですが、当時のスタッフさんとか共演者はめちゃめちゃ温かくて「とにかく楽しい姿を届けてね」って言ってくれていたんです。今でも新しいことに挑戦する時は、技術ももちろん必要なんですけど、まずは楽しむことなんだなというのを、めざましのみなさんが常々言って下さっていたので、「もうそんなに固まらなくていいから、思いっきり楽しんで!」って声をかけたいです。

筧美和子 写真集『ゴーみぃー』
2024年4月26日(金)発売
3,300円(税込)
©️佐内正史/集英社

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