2000年代生まれが90年代のPCゲームを購入 ⇒「絶句」した理由とは?「もはや考古学」と反響続出

1992年発売のPCゲームに惚れ込んだSNSユーザーが原作をプレイするために「PC-98」を購入!

パッケージに入っていたフロッピーディスクの枚数に絶句する「大型新人」に、当時を知る人が反応し話題になっています。

4月23日、X(旧Twitter)に写真を投稿したのはサリチル酸メチルさん(@_xf1941 )。

PCゲーム『同級生』シリーズを、Windows10(移植・リメイク版)でプレイした投稿者さんは、そのグラフィックやサウンドの素晴らしさに惚れ込み、1992年にエルフから発売されたオリジナル版を“実機で”遊んでみたくなったんだとか。

「セガサターン」などにも移植されている『同級生』シリーズですが、原作の発売日は1992年12月。実機で遊ぶためには、NECの「PC-9801」など、まだWindowsが普及する前のPCが必要となります。

起動したPC。サリチル酸メチルさんXより / Via x.com

未知の規格や端子に悪戦苦闘し、パッケージを開けると……

2000年代生まれの投稿者さんは、見たことも聞いたこともないような規格や端子も多い90年代のPCについて「1年間下調べ」し、とうとう周辺機器を含めて一式買い揃えることに成功。起動したPCや購入した原作ソフトの様子をXに投稿しました。

早速ゲームをプレイしようとすると、ゲームパッケージの中から出てきた、インストールに必要なフロッピーディスクの量に投稿者さんは絶句。

絶句してしまう枚数のフロッピーディスク。サリチル酸メチルさんXより / Via x.com

並べられたフロッピーディスクの枚数は『同級生2』が11枚、『下級生』にいたってはなんと17枚……! ディスクに印刷された通しアルファベット「Q」がその枚数の多さを物語っています。多すぎる……。

投稿には、

💬「よくまぁこんなゲームをやっていたなぁ……自分」

💬「色々素晴らしい✨若手の参入は歓迎しかない😆」

💬「大型新人だ!」

💬「もはや『インターネット老人会』超えて『考古学』」

💬「おっさんホイホイすぎるラインナップに涙」

などと当時を懐かしむコメントや、投稿者さんの同世代から「信じられない」といったコメントまで幅広く寄せられており、1万件を超える“いいね”が寄せられ盛り上がりを見せていました。

インストールに苦戦するも、無事起動

フロッピーディスクの多さもさることがながら、多くの容量・メモリを必要とし、「コンフィグファイル」などにも編集が必要な、当時のゲームのインストールに苦戦したという投稿者さん。

苦戦している様子を投稿すると、経験者から多くのアドバイスや注意点などが寄せられ、その数は「数百件」に及びました。

そんなアドバイスを参考になんとかインストールに成功した投稿者さんは、起動したゲームの映像を投稿。

美しいFM音源のBGMなどに感動しつつ、「17枚すべてのディスクが無事で本当によかった」「ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました」と綴り、こちらにも「楽しんでください」「おめでとうございます!」といったコメントが多数寄せられていました。

レトロなマシンが持つ魅力は、内容だけではなく、人の温かさにもあるのかもしれませんね。

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